藤本タツキ先生による現代を舞台にしたダークファンタジー風の漫画ですが、その独特なセリフ回しと世界観はハマると癖になります。
今回はそんなチェンソーマン1巻のネタバレと感想についてまとめてみました。

読みたい場所からどうぞ
【1話~7話】チェンソーマン・ネタバレ【1巻】
チェンソーマン1巻は主にデンジがチェンソーの悪魔になり公安で仕事を始め、様々な出会いも経験していきます。
詳しい内容について見ていきましょう。
犬とチェンソー
親の借金を返すために毎日色々な手段で金儲けをしている主人公・デンジ。
木を切る・腎臓を売る・右目を売るなどおよそ普通では無い感覚で生活をしていますが、借金は一向に返せず。
そんなデンジのそばにいるのが額からチェンソーが生えた犬のような悪魔・ポチタ。
ポチタは瀕死だったところをデンジが血を飲ませ、助けたことから一緒に生活しています。
ある日、借金をしているヤクザの爺さんから悪魔退治を頼まれるデンジ。
しかしそれはゾンビの悪魔の罠。
ヤクザの爺さんもゾンビになり、デンジは背後から刺されて瀕死の状態。
もうだめだ、と諦めたときポチタが自分の心臓をデンジに捧げて契約します。
「私はデンジの夢の話を聞くのが好きだった」
「デンジの夢を私に見せてくれ」
気がつくとデンジの胸にはポチタのしっぽ(チェンソーのスターターロープ)が。
ロープを引っ張りチェンソーの悪魔に変身したデンジはそこにいたゾンビの悪魔を皆殺しにしました。
ポチタの行方
ソンビの悪魔を皆殺しにしたデンジ。
そこに現れたのはゾンビの悪魔を退治しに来た公安のデビルハンター・マキマ。
今まで人にまったく優しくされたことのないデンジは自分に優しく接してくれるマキマを好きになってしまいます。
デンジの初仕事は筋肉の悪魔に取り憑かれた少女を助けること。
うどんを一緒にマキマさんと食べるのを楽しみにしていたデンジでしたが、マキマは「使えない犬は安楽死させられる」と言い強制的に悪魔退治に行かせます。
無事少女を助けてきたデンジを見てマキマは
「使える犬だね」
と言い、デンジは
「ワン」
と返事。
デンジはマキマの胸に抱かれながら、好きなタイプはデンジくんみたいな人というマキマにさらに夢中になりました。
東京到着
デビルハンター東京支部に到着したデンジ。
そこで紹介されたのは早川アキという先輩デビルハンター。
しかし今までろくに教育を受けてこなかったデンジのチンピラのような行動に苛立つ早川アキ。
力
住宅街に魔人が発生しデンジとアキが討伐に向かいます。
痛そうだからと魔人をチェンソーの力を使わず、一瞬で楽に死なせてやるデンジ。
そんなデンジの行動を見てアキはさらに苛立ちます。
「俺の家族は全員目の前で悪魔に殺された」
「お前以外全員本気なんだよ」
悪魔は全員苦しませて殺すと言いながら去るアキ。
しかしデンジがチェンソーの力を使わなかった本当の理由は・・・エロ本に血を付けたくなかったから。
「この生活を守るためなら死んだっていい」
デンジは次なる目標を決めます。
その目標とは「胸を揉むこと」。
そしてマキマから紹介されたのは魔人・パワー。
かわいい女の子の姿のパワーの胸を見てデンジは少しやる気を見せるのでした。
胸を揉む方法
すぐに調子に乗る性格のパワー。
パトロール中に見つけたナメコの悪魔にも手を出してしまい、マキマからデンジ共々怒られてしまいます。
※民間が手をつけた悪魔に手出しをしてはいけないため
デンジがやれっと言ったんじゃ!とデンジのせいにするパワー。
実はパワーが人間の味方をしているのは猫のニャーコを助けるため。
猫を助けてくれたらデンジに胸を揉ませてやると提案したパワーの言葉で一気にデンジはやる気を取り戻したのでした。
使役
パワーに案内され、ニャーコが囚われている場所に到着したデンジとパワー。
パワーは自分が姿を見せたらニャーコが殺されてしまうからデンジに先にいけと言う。
しかし実はパワーはニャーコを捉えているコウモリの悪魔の指示で血を飲ませるためにデンジを罠にはめたのでした。
コウモリの悪魔に捕まり血を飲まれてしまうデンジ。
デンジの血はチェンソーの悪魔になったからなのかコウモリにとってはまずかったらしい。
ニャーコの行方
デンジを連れてきたが悪魔が約束を守るはずもなく、コウモリの悪魔に丸呑みにされるニャーコ。
パワーはここで初めてポチタを撫でられないと言っていたデンジの気持ちを理解し。
「ウヌの気持ちわかったぞ」
「ひどい気分じゃな」
と言いながらニャーコと同様コウモリの悪魔に丸呑みにされるパワー。
飛び去っていくコウモリの悪魔に飛びつき、噛み付いて血を飲み回復するデンジ。
「あいつはニャーコを悪魔に奪われて、どんな気持ちで眠っていたんだろう。」
パワーの気持ちを感じたデンジはチェンソーの悪魔に変身してコウモリの悪魔を切り刻むのでした。
チェンソーマン1巻の口コミ
前作がSNSでバズった作者の二作目。
どうでもいいが「ファイアパンチ」といい「チェンソーマン」といい、英語の使い方がちょっと面白い。ファイヤーとチェーンソーじゃないんだ……尖ってるな。
シリアス一辺倒でちょっと息苦しかったファイアパンチと比べ、随所にちりばめられたとぼけたギャグやコミカルな掛け合いなど、少年漫画用にチェーンナップされてぐっと取っ付きやすくなった。
パワー(角っ娘のじゃ魔人)やアキ(黒髪クールイケメン復讐者な先輩)など、キャラクターも魅力的だし、アンダーグラウンドなバディものとしても楽しめる。
セリフ回しのセンスも良し。過激な展開もあるのだが、主人公デンジが良くも悪くもゲスであり、スケベな下心全開で行動するのと、キャラクターに明るさがあるため、深刻になりすぎずにすむ。
ゲスであるがそこまでクズではないので、文句言いながらも男は救うし(結果的に)読者がまったく応援共感できない嫌なヤツにされてないのも好感触。ポチ太への友情は厚いし、結構仲間想いだし。悪魔のユニークな造形も秀逸。後にでてくる永遠や呪いの悪魔など、ああなるほど、だからそういうビジュアルなのね!とオリジナリティに富む発想力に完敗。クリーチャー好きはならフェチ心をくすぐられること間違いなしな上、戦闘時は主人公が異形頭(チェーンソー)に変身するので、そっち方面に燃える&萌える方にもぜひおすすめしたい。
ほどほどにドライなタッチながらちゃんと笑いどころを押さえ、湿っぽくなりすぎないエピソードで、キャラクターの内面を掘り下げていく手法も好き。デンジも十分悲惨な境遇なのだが、そこから来るお手軽な幸福度が、作品全体をポップに仕上げている。
個人的にドロヘドロが好きな人は波長が合いそうだと思った。
これからが楽しみな漫画。
「気付けば本棚にズラリと並ぶような漫画」です。
設定が比較的シンプルでサクサク読むことができますが、ストーリーも勿論面白いため、読み終わる前についつい次の巻を買ってしまいます。
肝心の主人公がかなりぶっ飛んでおり、アクションシーンでは血飛沫が遠慮なしに出てくるため、「ダーク」要素が強いストーリーだと感じました。そして何より絵が魅力的。
登場人物達は、キャラクターチックに描かれていますが、どこか人物写生のようなリアルさも。
アクションシーンでは、スピード感・迫力が感じられるよう工夫して描かれており、じっくり見てみると、特にコマ割りやコマ同士の繋がりにこだわりが感じられます。
また、登場人物の中にはイケメンポジションのキャラクターもいますが、攻撃の反動や動きなどで少し事故画とも言える顔で描かれていたり。
これも、ワンシーンを切り取ったようなスピード感や迫力の出る理由と言えるかもしれません。
めちゃくちゃ好きな漫画。
あまりにも好きすぎて、この漫画の続きが気になりすぎてジャンプ電子版を購読してしまったほど…全体的に少年ジャンプに掲載されていたとは思えないほど血飛沫や内臓が飛ぶ。下品な表現も多い。
しかし、漫画の構成が巧みで次のページを捲らせる力がすさまじい。映画的表現もオシャレ。
パロディも散りばめられているため、映画などの知識がある人が見るとさらに楽しめそう。パロディが多いのにパクリと言われていることが少ないのは藤本タツキの味付けが濃すぎるからだろうか。とにかく1話の完成度が高すぎるので、気になる人は是非読んでみてほしい。
【考察】チェンソーマンの感想【1巻】
ジャンプにありがちな正義のために戦うヒーロー…ではなく自分の欲望に忠実に生きるデンジの姿が強烈に印象に残る内容でした。
このチェンソーマンを描いている藤本タツキ先生は以前ジャンプ+でファイアパンチという漫画を連載していました。
ファイアパンチはチェンソーマンと比べると若干青年漫画っぽくもあり、最初は盛り上がったものの後半は人を選ぶ展開に。
チェンソーマンがジャンプで連載開始されることを知ったときファイアパンチが頭をよぎり、若干不安要素がありました。
しかし連載開始してみると、少年漫画に全振りしたジェットコースター的展開と独特のセリフ回しがかなり将来性を感じる作品に進化。
正直「これは面白い!」と感じましたね。
この1巻は主にデンジの生い立ちやマキマ・早川アキ・パワーとの出会いが描かれていましたが、2巻では劇中最大の敵となる銃の悪魔の存在が判明し、物語が動き始めます。
これから先どうなっていくのか注目ですね。


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