「鬼滅の刃 外伝」は彼らの本編では語られなかった物語です。
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鬼滅の刃(外伝)のネタバレ【煉獄杏寿郎の前編・後編】
父、槇寿郎が母、瑠火の死をきっかけに情熱を失い、酒浸りになる。そんな父に代わり、煉獄さんが十二鬼月討伐の任務に挑む。
煉獄隊士、柱合会議へ
煉獄家にて、煉獄さん、甘露寺さん、弟の千寿郎くんが談笑していると、鎹鴉からの伝令がくる。炎柱である父に柱合会議に向かえ、というもの。
しかし父、槇寿郎は自分は行かないから、行きたければお前が行け、と煉獄さんに言う。何かを言おうとする煉獄さんに対して、酒を投げつける父。
結局、煉獄さんが父の代わりに柱合会議に参加することに。
気力を保てなくなり、任務に酒を持ち込むようになり、自室に篭り、任務前でも断酒できなくたったと、父の現状を報告する。
それを受けて炎柱をどうするか、という話題になる。
引退を推す音柱、柱が足りないが酩酊状態では任務に行かせられないと葛藤する風柱。
そんな柱達に煉獄さんが、自分も炎柱になれば父もやる気を出してくれるだろうと進言する。
その言葉に一番反応したのは風柱。腕前を見せてみろと、煉獄さんに襲いかかる。
煉獄さんは風柱の攻撃を受けるだけで、反撃はしない。隊士同士の喧嘩はご法度、そもそも人を殴ってはいけない、と主張する。
熱くなっている風柱に対して、お館様が声をかける。
その一言で風柱が大人しくなる。
帝都で十二鬼月の可能性のある鬼が現れた。
柱になる条件の一つ、十二鬼月の討伐。煉獄さんにその機会が与えられる。
お館様は言う、煉獄杏寿郎は鬼殺隊の運命を変えてくれる一人になると。
煉獄杏寿郎 VS 下弦の弍
煉獄さんを含む、隊士約10人が帝都にいる。その中には甘露寺さんの姿も。
突如、帝都で爆発が起きる。
慌てて市民の救助に向かう甘露寺さんを煉獄さんが止め、その鼻先に弾丸が撃ち込まれる。
しかし、敵には躱されてしまう。
敵の左眼には「下弍」の文字がある。十二鬼月、下弦の弍だ。
「全てはこの日の為に。煉獄、貴様に復讐する為に……!」
なぜか、煉獄さんのこと知っている下弦の弍。
覚悟しろ、と言う下弦の弍に対し、煉獄さんは誰だお前は、と言い放つ。
常識的に考えて、鬼と面識のある隊士なんていないだろう、という煉獄さんの正論に、下弦の弍は激怒する。口の中から頭を撃ち、頭に上った血を抜き、冷静になれと自分に言う。
その後、帝都で再び爆発が起きる。時限爆弾が帝都のあちこちに仕掛けてある。
帝都の方に意識が向いた煉獄さんに下弦の弍の攻撃が襲う。身体から大量の銃を出し、射撃。それを刀で防ぎつつ、移動し看板を盾にする。
下弦の弍の血気術を考察していると、足元に影が伸びてきて、そこから銃が出てくる。攻撃を躱し、看板を斬り倒し、そのまま下弦の弍に斬り込む。
頸へ斬りかかるも、血気術の影が頸を守る。下弦の弍はすかさず、複数の爆弾を放ち、煉獄さんへ攻撃をする。
遠くで任務に当たっていた甘露寺さんが、爆発により煉獄さんの危機を知る。
煉獄さんを助けに行こうとするが、甘露寺さんの前に、下弦の弍が迫る。
甘露寺さんは抵抗できず、すぐ倒されてしまう。額に銃を突きつけられ、復讐の為に、痛めつけると宣言されてしまう。
「誰にも知られず、誰にも認められず、貴様ら鬼殺隊は惨めに死ぬだけだ」
下弦の弍の言葉に、以前の記憶を思い出す甘露寺さん。自分の髪色のこと、人よりも力があること、人よりも多く食べること。普通の人とは違うことを認めてもらえず、苦しんでいた甘露寺さんに下弦の弍の言葉が刺さる。
「たとえ認められずとも、鬼から人を守る為に戦う。それが鬼殺隊だ! どれだけ惨めだろうと俺は俺の責務を全うする!」
煉獄さんが甘露寺さんから下弦の弍を払う。
指令の変更。甘露寺さん達他の隊士に帝都中に仕掛けられた爆弾の解除を命ずる。
そして、自身は下弦の弍との一騎打ち。
母の言葉を思い出し、心を燃やす。
市民を守るため、炎柱になるため、煉獄さんは剣を振るう。
恋の呼吸の誕生
煉獄さんの指示の元、帝都に仕掛けられた爆弾の解除を行う隊士達。しかし、下弦の弍の血気術により放たれた狼の姿をした影に苦戦していた。
その中、甘露寺さんは鎹鴉の案内で爆弾を見つけ、解除にあたる。解除の方法は鎹鴉に教わった。
爆弾を解除しようとする甘露寺さんの元にも狼がくる。
刀を振るうが、狼に取り込まれ斬れない。
甘露寺さんは炎の呼吸を教わっている。しかし、上手く扱うことはできない。結局力任せに刀を振るだけ。
狼を倒すことはできず、身体を噛まれてしまう。
そこに悲鳴が聞こえてくる。遠くに狼に襲われている親子がいる。親子を助ける為、甘露寺さんは動く。自身を覆う狼を吹っ飛ばし、親子の元へ。親子を襲う狼を斬り飛ばす。
狼はまだ湧いてくる。怯える親子前に立ち、追い払うと宣言。
以前自分は鬼殺隊に向いてないんじゃないかと煉獄さんに相談しようとしていた。
その悩みを察してか、煉獄さんは自分を超える剣士になるだろうと激励の言葉を送る。
「君には人を愛する心がある! 君の育手になれて俺は幸せ者だ! 誇りに思う!」
甘露寺さんは探していた。いつも自分らしくいられる場所を。
戦いの最中、煉獄さんの言葉を思い出し刀を振るう。腕だけではなく、全身で。
たとえ認められずとも戦う、そんな煉獄さんの言葉を思い出し、ドキドキが止まらなくなる。
そして、この燃えるような恋心を刀に乗せ、狼に斬りかかる。
恋の呼吸の誕生だ。
狼との戦闘の後、親子の元へ駆け寄る。そこには以前までの自分に自信のない様子は無く、堂々とした甘露寺蜜璃の姿があった。
VS 下弦の弍、決着
下弦の弍は思い出していた。以前、煉獄槇寿郎に遭遇し、命乞いをしたことを。
命乞いに対し、槇寿郎は腕を斬り、こんなことをしても全て無意味だとその場を立ち去る。その日の恐怖と怒りを忘れることはなかった。
戦闘がしばらく続くと、帝都から爆発の音が消える。加えて、帝都に放った狼達の気配も減っている。
他の隊士が集まる前に決着をつけようと勝負を急ぐ下弦の弍に、煉獄さんの刃が襲う。
多くの銃弾や爆発を浴びせても倒れない煉獄さん。刀だけで銃を扱う自分に向かってくる煉獄さんに、あの日の男と同一人物か疑い始める。
そして全ての銃の弾が切れる。影の中に何か武器がないか探ると出てきたのはボロボロの刀。
その刀を見て、人間だった頃の記憶が蘇る。銃を持つ兵士に、刀の時代は終わりだとバカにされている。武士の仲間には、俺たちの剣は銃に負けないと言われるが、最後には銃に屈する。
煉獄さんの攻撃を刀で受け止める。
『血気術 滷獲腔 戦禍陣狼(ろかくこう せんかじんろう)』
全身に影を纏い、二足歩行の狼の姿になる。
「俺は佩狼(はいろう)。煉獄杏寿郎、ここからは一人の武士として貴様を倒す」
「……ああ、望むところだ」
煉獄さんと佩狼、お互いに構え、刀を振り下ろす。
『炎の呼吸 奥義 玖ノ型 煉獄』
全身全霊。命ごと浴びせる渾身の斬撃。
煉獄さんの斬撃が佩狼の影を削り切り、頸を斬る。
「……いい太刀筋だ」
そう言い、塵となる。
煉獄さんの勝利だ。
その後の柱合会議で炎柱として認められる。
煉獄家の長男としての責務を果たしてみせます、と煉獄さんは亡き母に誓う。
鬼滅の刃(外伝)の感想【煉獄杏寿郎の前編・後編】
煉獄杏寿郎外伝とはいいつつ、半分以上甘露寺さんのお話だったな、という印象です。
その後、吹っ切れたように明るくなる甘露寺さんに感動しました。
気になったのは鎹鴉。爆弾の解除方法を教えられるなんて、どんな訓練を受けているのか。音柱のムキムキねずみ同様育成の仕方が気になります。
そして、話の主役、煉獄さん。
父のせいで苦労をしていますね。代わりに柱合会議に行ったら風柱に絡まれたり、初めて会う鬼に恨まれたりと。
きっと語られていないだけで、もっと色々あったと思います。
そんな父への言伝が「体を大切にして欲しい」だけ。
改めて、すごい人だなと思いました。


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