最後には上弦の肆と上弦の伍が里を襲撃してくるところで終わっています。
そんな「鬼滅の刃13巻のネタバレと感想」をまとめてみました。
- 鬼滅の刃12巻ネタバレと感想
- 鬼滅の刃13巻ネタバレと感想
- 鬼滅の刃14巻ネタバレと感想
- 鬼滅の刃15巻ネタバレと感想
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【刀鍛冶の里編107話~115話】鬼滅の刃13巻・ネタバレ
炭治郎と禰豆子は上弦の肆・半天狗と戦闘を繰り広げています。
半天狗が分裂したうちの一体、積怒の錫杖による雷を炭治郎が受けてしまい、意識が飛びそうになったところに、銃を構える不死川玄弥の姿が目に入ります。
13巻は炭治郎、禰豆子、玄弥と上弦の肆・半天狗の戦いから始まります。
- 半天狗の血気術
- 時透くんの変化
- 記憶の遺伝と炭治郎の刀
- 不死川兄弟の過去
上弦の肆・半天狗
玄弥は銃で半天狗の頚を攻撃する。
普通の銃であれば鬼にはさほど効果はないが、玄弥の持つ銃は日輪刀と同じ鉱石から作られています。
そのため、玄弥の攻撃で積怒(錫杖を持つ半天狗の分身)の頚を落とし、可楽(団扇を持つ半天狗の分身)の頚に大きなダメージを与えることに成功します。
仕留め損ねた可楽にトドメを刺すため、玄弥は日輪刀で追撃し、可楽の頚を斬り落とします。
頚を斬られた鬼は本来であれば消滅するはず。
しかし、2体の分身は消滅せずに更なる分身を生み出します。
4体に分裂したことを受け、炭治郎は目の前にいる4体の分身の弱点が頚ではないことを悟り、急所を探します。
思考を巡らせている炭治郎を、羽が生えた分身の1体が足を掴み、空中へ連れ去ろうとする。
羽が生えた分身、空喜(うろぎ)によって禰豆子と離される炭治郎ではあったが、自分には構わず、玄弥を助けるように指示します。
だが、当の玄弥は十字槍を持った分身、哀絶の槍を受けてしまう。
その姿を見た炭治郎は焦り、禰豆子に急いで玄弥を助けるように指示しますが、空喜の超音波による攻撃を受けてしまいます。
炭治郎は攻撃を受けながらも、自身の足を掴んでいる空喜の足を斬り、空喜から離れることには成功するも、空中にいたため、重力に従い地面に落ちる。
枝に捕まり、地面への直撃を防ごうとしますが、落下する炭治郎を支えきることができず、結局地面に激突してしまう。
積怒の電撃、空喜の超音波に加えて、落下の衝撃を受けた炭治郎は里の人たちを守ために、すぐに立ち上がろうとするも体は言うことを聞かない。
炭治郎の足についていた空喜の体の一部が再生し、空喜の顔が現れる。
攻撃を予知した炭治郎は咄嗟に刀を振るい、空喜を斬ってしまいます。
空喜の顔は口から上と下の2つに分裂し、左右から炭治郎に超音波で攻撃します。
炭治郎は超音波攻撃を受けてしまうものの、威力が落ちていることに気がつき、半天狗の血気術に対する理解を深める。
分身は無限ではないこと、半天狗の分身の舌にはそれぞれ「喜」「怒」「哀」「楽」の文字があり、その4体の状態が1番強いこと、それ以上分裂すると弱くなること、これらが現在炭治郎が把握した半天狗の血気術だ。
空喜を弱らせようと斬りかかる炭治郎の背後に、先ほどまで空中にいた本体の空喜が現れ、炭治郎に超音波攻撃を与える。
攻撃の直前で気がついた炭治郎はなんとか回避するも、空喜の金剛石をも砕く威力の爪による攻撃を受けてしまいます。
しかし、炭治郎も空喜に斬撃を与えており、顔を斬られたことに驚く空喜の隙を突き、口から下を斬り飛ばす。
引き離された炭治郎が空喜と戦っている頃、禰豆子は可楽と戦っていた。
余裕がある可楽に対して禰豆子は全力である。
そんな様子を見ていた哀絶は自分が止めを刺すといい、玄弥に差している槍を抜こうとする。
しかし、槍を引き抜けず驚いた隙をつかれ、玄弥の銃撃を受けてしまう。
哀絶は玄弥の攻撃で頚に大ダメージを喰らうも、すぐに再生し、槍で追撃を加える。
止めを刺すために玄弥の頭を割るべく、槍を振り下ろす哀絶の攻撃を玄弥は避け、哀絶の頚を狙う。
しかし玄弥の攻撃は積怒の錫杖による雷で不発となる。
普通の人間であれば、哀絶の槍がお腹に刺さった段階で致命傷だが、玄弥は生きている。
禰豆子と取っ組み合いになりながらも一連の様子を見ていた可楽は玄弥を相手する方が楽しそうといい、禰豆子のお腹に蹴りを放ち、その脚が禰豆子を貫通する。
そのまま禰豆子の手足を捥ぐために、禰豆子の腕を握り潰すと、反撃の蹴りを喰らう。
蹴りの衝撃によって後ろに倒れた際に、禰豆子の腕が捥げ、可楽は禰豆子の血を浴びてしまいます。
禰豆子の蹴りの威力に驚いていると、今度は自分の体が燃える。
禰豆子の血気術、爆血によるものだ。
燃えている可楽の腕を引きちぎり、禰豆子は可楽の団扇を奪い、突風を発生させ可楽を吹き飛ばす。
そのまま積怒も吹き飛ばそうとするも、禰豆子の喉を錫杖が貫き、雷を浴びせられてしまう。
炭治郎は空喜と戦いながら、なんとかして禰豆子と玄弥の元へ向かう方法を考えていた。
思いついた策は空喜の飛行能力と勢いを利用すること。
禰豆子たちの建物の方向へ飛行している空喜に突っ込み、合流に成功する。
建物の中に入った炭治郎が見たものは、積怒の錫杖に喉を貫かれ、雷を浴びせられている禰豆子の姿だった。
禰豆子を助けるため、炭治郎は積怒に斬りかかるも、積怒は新しい錫杖を生成し、炭治郎に攻撃する。
その攻撃を炭治郎は錫杖を空喜の足で受け止める。
本来であれば炭治郎も雷を喰らうはずだったが、積怒と同じ細胞の肉である空喜の足は雷を通さない。
積怒の攻撃を受け止めた炭治郎は積怒の舌を斬る。
空喜との戦いで、舌を斬られると僅かに回復が遅れることを発見したこと、片手では頚を斬れないゆえの判断だった。
その隙に炭治郎は禰豆子に雷を浴びせ続けている錫杖を抜くと、積怒が背後から錫杖を突き刺す。
反応が間に合わず、少し錫杖が炭治郎の首に少し刺さるも、禰豆子が受け止めたため、致命傷にはならない。
錫杖を掴んだ禰豆子は爆血で積怒にダメージを与えると、可楽が戦場に戻ってくる。
可楽が団扇を一振りし、炭治郎と禰豆子に上から突風を浴びせます。
上からの風の重圧に床は耐えられず、炭治郎と禰豆子は下の階まで落ち、気を失ってしまう。
上の階からその様子を見下ろす可楽、積怒、空喜。
「さあ、トドメじゃ」
霞柱・時透無一郎
可楽の団扇によって生み出された突風によって遠くに飛ばされた時透くんは、元の場所に戻ろうとしています。
そんな中、魚の姿をした鬼に小鉄くんが襲われている場面に遭遇します。
気配から魚の姿をした鬼は本体ではなく、術から生み出されたものと感じた時透くんは、子どもであることからまだまだ技術が未熟であろう小鉄くんを見捨てて、里長や技術や能力の高い者を優先して守らないといけないと考える。
「人のためにすることは巡り巡って自分のために」
見捨てる判断をした時透くんではあったが、炭治郎の言葉を思い出し、小鉄くんを助けることにします。
柱である時透くんにとって、魚の姿の鬼は敵ではなく、すぐに頚を斬ることに成功する。
しかし、体が崩れることはなく、すぐに再生してしまう。
その様子を見て、狙うべきは頚ではなく、背中にある壺だと判断し、壺を壊すと、魚の姿の鬼は崩れていきます。
小鉄くんを助けて時透くんはその場を去ろうとしたが、小鉄くんに鉄穴森さんも襲われているから助けてくれと懇願されます。
長を含む大人たちを守ることがやるべきことだと考えている時透くんは断ろうとするが
「君は必ず自分を取り戻せる、無一郎」
御館様の言葉を思い出した時透くんは小鉄くんを抱えて鉄穴森さんを助けに行く。
今自分のしていることは正しいことなのか、里全体を守ることができなくなるかもしれない。
そのような不安を抱えつつも、時透くんは自分を信じて鉄穴森さんの元へ行く。
鉄穴森さんも魚の姿をした鬼に襲われていた。
そして、時透くんはあっさりと鬼を倒し、鉄穴森さんを救う。
鉄穴森さんは小鉄くんと生きて会えたことに喜びを感じているが、そんなことは気にせず時透くんは新しい刀を要求する。
鉄穴森さんが要求通りに刀を渡すと言うと、時透くんは話が早いことに驚く。
炭治郎は鉄穴森さんに刀のこと、時透くんのことをわかってあげてほしいと頼んでいたからだ。
鋼鐡塚さんのいる小屋に時透くんに渡す刀がある、ということで鋼鐡塚さんの元へ行きます。
幸い、小屋の周りには魚の姿の鬼はいなく、小屋へと走る鉄穴森さんだったが、時透くんが止める。
小屋のすぐ近くには壺があり、壺から上弦の伍・玉壺が現れた。
上弦の伍・玉壺
壺の中から現れた上弦の伍・玉壺は戦いの前にぜひ自分の作品を見ていただきたいと言う。
そして、ちゃんとした返事を待たずに作品を公開します。
玉壺の作品とは、5人の刀鍛冶に刀を刺し壺に活けたものであった。
自分の作品の素晴らしさを説明する玉壺であるが、常人には理解できるものではなく、時透くんは説明を無視して玉壺に斬りかかる。
しかし、時透くんの斬撃は玉壺には当たらない。
玉壺は壺の中に引っ込むと別の場所にある壺から姿を表し、説明の途中で襲ってきたことを怒る。
時透くんは続けて攻撃するも、玉壺を捉えることはできない。
気がついたら別の場所に壺が出現しているからだ。
自身の壺を何度も壊された玉壺は怒り、攻撃に移る。
手から壺が出現し、壺から金魚が出てくる。
『千本針 魚殺』
金魚の口から無数の針が放出され、時透くんを襲う。
1回目の攻撃を避ける時透くんであったが、2回目の攻撃が小鉄くんと鉄穴森さんに向けて放たれる。
攻撃対象が2人に向いたことに気がついた時透くんは針から2人を庇い、全身に針を受けてしまいます。
金魚の攻撃はまだ続くも、後ろの2人に攻撃が当たらないよう、時透くんは全て捌く。
全身に針を受けた時透くんの姿を見た玉壺は随分滑稽な姿と煽る。
針には毒が塗ってあり、手足がじわじわと麻痺する効果があるようだ。
「本当に滑稽だ。つまらない命を救って、つまらない場所で命を落とす」
この玉壺の言葉に、時透くんは昔同じようなことを誰かに言われたことを思い出す。
その時のことを思い出そうとするも、まずは目の前の敵を倒すことを優先する。
煽る玉壺に向かって一直線に距離を詰め、頚を狙う。
時透くんの刀が玉壺の頚に当たるも切断には至らない。
『血気術 水獄鉢』
玉壺の持つ壺から水が放出され、時透くんは水の壺に閉じ込められてしまう。
脱出するため、水の壺を壊そうとするもゴムのように伸びるため斬れない。
水中なため、鬼殺隊の武器である呼吸ができず、なおかつ時間が経てば窒息死してしまう。
恋柱・甘露寺蜜璃
鎹鴉からの伝令を受け、刀鍛冶の里に向かう甘露寺さん。
彼女の担当している地区から刀鍛冶の里が近かったため、指令を受けたようだ。
玉壺の壺から現れた大量の魚の鬼が刀鍛冶の里を襲っています。
里に到着した甘露寺さんは、里のみんなを守るため、次々と鬼を倒していく。
そんな姿を見た里の人たちは可愛い甘露寺さんの柱たる実力を目の当たりにして驚きます。
刀鍛冶の里の長・鉄珍も魚の鬼に襲われている。
鉄珍の元にいる鬼は他の鬼よりも大きく動きも異常に速い。
そのため、里を常駐で警護していた鬼殺隊員があっけなくやられてしまい、鉄珍は魚の鬼から生えている手に握り潰されようとしていた。
間一髪のところで、甘露寺さんは鉄珍の元へ到着し、独特の刀をもって鬼に攻撃します。
『恋の呼吸 壱ノ型 初恋のわななき』
甘露寺さんの持つ刀は極めて薄く柔い、鞭のような形状をしている刀だ。
柔軟な体を持つ甘露寺さんが鞭のような刀を上手く扱い、鬼の壺を壊して消滅させた。
赫刀
炭治郎は禰豆子を抱えて、可楽、積怒、空喜の攻撃をなんとか凌いでいた。
建物の中を上手く使い逃げる炭治郎達に苛立ちを見せる積怒は可楽に建物を吹き飛ばすように指示を出す。
そして建物が吹き飛んでしまうほどの突風が発生し、炭治郎達は吹き飛ばされてしまう。
吹き飛ばされた衝撃で禰豆子は瓦礫の下敷きになってしまったが、炭治郎の刀を掴んで離さない。
禰豆子の血を浴びた刀が血気術で燃え、炭治郎の黒い日輪刀が赤くなる。
『爆血刀』
赤くなった日輪刀を見た炭治郎は再び遺伝した記憶を見る。
「お侍さまの刀、戦う時だけ赤くなるのねぇ」
「どうしてなの?不思議ねぇ」
「普段は黒曜石のような漆黒なのにね」
「とっても奇麗ですねぇ」
女の人がお侍様、おそらく炭治郎と同じ耳飾りをつけた剣士、縁壱に向かって話している記憶だ。
燃える刃、赫刀(かくとう)を見た、可楽と積怒に無惨の記憶が流れてくる。
そのせいで、かつて無惨を追い詰め、頚を斬りかけた剣士、縁壱の姿と今の炭治郎の姿が重なって見えていた。
『ヒノカミ神楽 日暈の龍 頭舞い』
炭治郎は燃える刀で可楽、積怒、空怒を斬る。
3体の頚を斬ることに成功した炭治郎は、残りの1体の行方を探す。
妓夫太郎と堕姫のケースから、一度に4体斬る必要性を考えているためだ。
少し遠くを見ると、玄弥が哀絶の頚を斬っていた。
玄弥が無事で会ったことに安堵すると同時に、4体の頚を同時に斬っているのに鬼が崩れない。
そのことに驚きつつも、玄弥が振り返るとさらに驚くことになる。
玄弥の白目は黒くなり、血管が浮でいている、まるで鬼のように。
炭治郎の爆血刀による斬撃は鬼にとっては普通の斬撃とは異なるようだ。
すぐに再生ができず、斬られた箇所が灼けるような痛みがある。
改めて頚を斬っても崩れない様子を見た炭治郎は半天狗の正体を考察する。
4体同時に斬ったところで倒せないと察知し、可楽達への攻撃がほとんど意味がないことを悟る。
また、一瞬だけ4体とは別の匂い、つまり5体目の匂いを感じた。
頚が鬼の急所ではないことはないだろうとの判断から、5体目の鬼の頚を斬る必要があると考える。
思考をまとめている炭治郎に、玄弥が炭治郎の首を絞めながら物申す。
「上弦を倒すのは……俺だ!!!」
「柱になるのは俺だ!!!」
そんな玄弥の言葉に、炭治郎は全力で応援するといい、3人でがんばることを提案。
5体目の鬼がいるはずで、探すための時間を稼いでほしいと言う。
玄弥は炭治郎が協力するふりをするのではないかと勘繰るが、炭治郎のまっすぐな目を見てなんとも言えなくなってしまう。
そんな2人に回復した積怒の雷が襲う。
他の鬼が復活しないうちに5体目の鬼の匂いを探す炭治郎。
幸い、可楽の団扇の突風によって温泉の硫黄の匂いが飛んだため、探しやすくなっていた。
そのおかげもあり、炭治郎は5体目の鬼を見つけることに成功する。
炭治郎は玄弥に5体目のいる方角を伝え、禰豆子と可楽達の足止めに努める。
錫杖で雷を発生させようとする積怒を斬る炭治郎、哀絶の槍を体を張って受け止める禰豆子。
さらに空喜の羽を爆血刀で斬り、禰豆子は哀絶にしがみ付き、爆血で全身を燃やす。
可楽にも爆血刀による攻撃を狙う炭治郎であったが、団扇を振り下ろす方が速く、風圧で地面に叩きつけられてしまう。
しかし、炭治郎は攻撃を受けながらも可楽の腕と団扇を斬ることに成功していた。
炭治郎は可楽達との戦いに加えて、玄弥へ5体目の鬼の居場所を伝える。
玄弥は必死になって探しているものの、見つけることができない。
炭治郎からの指示で、近くの低いところにいると言われた玄弥が視線を下ろすと、5体目の鬼を発見した。
それは野ネズミほどの大きさしかなかったため、見つけることが困難だった。
玄弥は5体目の鬼、半天狗の本体を追い詰め、頚を斬ろうと刀を振るう。
半天狗の頚に刃が当たったことから、いけると思ったが刀が折れてしまう。
小さいが、この鬼は上弦の肆である。
刀がダメなら銃で、と半天狗に打つ玄弥であったが、半天狗には効いていない。
そんな玄弥の背後に積怒が迫る。
不死川玄弥
積怒に頚を狙われた玄弥は死を悟り、兄である不死川実弥のことを思い出す。
柱になって兄貴に認められたかった、そしてあの時のことを謝りたかった。
玄弥の母は体が小さく、早い段階で母よりも大きくなった。
母は朝から晩までとにかく働いていて、玄弥は母が寝ている所を見たことがなかったという。
父は図体がデカく、ろくでもないやつだった。
人に恨まれて、最終的には刺されて死んだ。
父は母や子ども達をよく殴っていた。
母は小さな体で父に怯まずに子どもを庇っていて、そんな姿に玄弥はすごい人だと思っていた。
ある日の夜、母の帰りが遅い。
もうすぐ夜が明ける時間帯であったが、母はまだ帰ってきていない。
弟達は心配するが、寝て起きたら母と兄(実弥)は戻っているから、と玄弥は寝かしつけようとする。
そんなとき、ドンドン、と部屋を叩く音がした。
弟達は母が帰ってきたと思って扉に近づくが、玄弥は母でない可能性を感じて止めに入る。
しかし、すでに遅く、弟たちは何かに襲われ、玄弥も顔をひっかかれてしまう。
暗くて見えないが、天井に狼のような生き物がいることを把握した玄弥であったが、動きが速く攻撃を避け切れない。
そのとき、帰ってきた実弥が玄弥を守るために、狼のような生き物に突進し、外へ出す。
実弥には逃げろと言われていた玄弥は弟達の様子を確認し、医者を呼びに外へ出る。
医者の元へ走る玄弥が見たものは刃物を持っている血塗れの実弥と血を流しながら横たわる母の姿だった。
「何でだよ!!何でだよ!! 何で母ちゃんを殺したんだよ!!うわあああ」
「人殺し!!人殺しーーーーっ!!」
その時、玄弥は混乱していた。
弟達が冷たくなり、返事をしなくて死ぬとわかってしまったから。
狼だと思っていた生き物は鬼になった母であったこと、実弥が玄弥達を守るために戦っていたこと、それらは後から理解した。
実弥は鬼となった母を殺した。
だが、夜で相手の姿を正確に確認できなかったため、自分が殺したのが鬼となった母だったことは殺した後に気がついた。
そして、最愛の母を手にかけて打ちのめされていた時に、必死で守った弟から罵倒された。
母が鬼になる少し前、実弥と玄弥、2人で家族を守ろうと誓っていた。
けれど、その誓いは守れず2人以外の家族は死んでしまった。
その時の実弥の笑顔を玄弥は思い出していた。
玄弥の心残りは兄、実弥にその時のことを謝れていないことだ。
この記憶が死の直前の走馬灯として蘇った。
積怒の錫杖が玄弥の頚を貫くかと思われた時、ギリギリのところで炭治郎が間に合った。
積怒の腕を斬り落としたため、軌道がズレ、玄弥の頚を掠めるに留まった。
炭治郎は玄弥に発破をかける。
諦めずにもう一度狙え、次は斬れる、柱になるんだろ、と。
そんな炭治郎の背後に哀絶が近づく。
『激涙刺突』
十字槍による五連撃が炭治郎を襲う。
哀絶に気がつくのが遅れた炭治郎は刺突を喰らうと思っていたが、玄弥がそれを庇った。
槍の刺突を受けた玄弥の体に無数の穴が空くがまだ生きている。
「俺じゃ斬れない。お前が行け。今回だけはお前に譲る」
その言葉を受けた炭治郎が爆血刀で本体に斬りかかる。
【刀鍛冶の里編107話~115話】鬼滅の刃13巻・感想
上弦の肆と上弦の伍との戦いが本格化してきましたね
腕が6本ないと動きが再現できない、と12巻ではあり、13巻ではかつて無惨の頚を斬りかけた剣士であることが明かされました。
とんでもなく強い剣士だったみたいです。
まだ炭治郎との関連性はよくわかりませんが、黒い日輪刀を使っていること、同じ耳飾りをつけていることなど、現状でも共通点は多いです。
今度、どのように関わってくるのでしょうか。
時透くんで言えば、12巻の様子から考えると、最初に小鉄くんを助けないだろうし、鉄穴森さんと小鉄くんを庇って針を受けることもなかったように思えます。
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