上弦の肆・半天狗とは、炭治郎、禰豆子、玄弥が、上弦の伍・玉壺とは霞柱の時透くんが戦っています。
2体の上弦の鬼とどのような戦闘を繰り広げるのか、「鬼滅の刃14巻のネタバレと感想」をまとめてみました。

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【刀鍛冶の里編116話~124話】鬼滅の刃14巻・ネタバレ
炭治郎は玄弥と協力して、上弦の肆・半天狗を追い詰める。
禰豆子の爆血を帯びた炭治郎の刀が本体の頚を捉えます。
一方、上弦の伍・玉壺と戦っている時透くんは小鉄くんと鉄穴森さんを庇った際に麻痺毒を受け、さらに玉壺の血気術・水獄鉢(壺の形をした水)に閉じ込められています。
- 極悪人
- 誰かが助けてくれる
- 無一郎の無
- 霞柱・時透無一郎 VS 上弦の伍・玉壺
- 甘露寺蜜璃の走馬灯
- 玄弥の特異体質
極悪人
炭治郎の刃が半天狗本体の頚を捉えたところで、半天狗が大きな声で叫び出す。
頚が斬れる寸前、炭治郎の背後に何者かが現れる。
それは、喜怒哀楽のどの鬼とも違う別の匂いだった。
とはいえ、半天狗の分身体であれば、本体の頚を斬ると背後の存在も消える。
そう思った炭治郎は頚を斬るために全力を注ぐ。
しかし、炭治郎が半天狗の頚を斬るには至らなかった。
半天狗の頚が硬いことに加えて、禰豆子の血の効力も途切れたためである。
玄弥は炭治郎を援護するために銃を構えるも、敵と炭治郎が一直線の位置にいるせいで撃てない。
窮地に陥った炭治郎に、敵の攻撃が襲う。
敵は背中の「憎」の文字が書かれた太鼓を叩き、木の竜を出現させ、炭治郎に攻撃する。
炭治郎に攻撃が当たる寸前、窮地を救ったのは禰豆子だった。
禰豆子は助ける際に足を失うも、すぐに回復する。
炭治郎の想定通り、敵は喜怒哀楽の鬼とは別の鬼だった。
敵の正体は、怒りの鬼・積怒が他3体を吸収した姿である。
これまでの分身体とは異なり、子どもの見た目をしている。
敵がもう一度、太鼓を叩くと本体が木に覆われてしまう。
それを危惧した炭治郎が待て、と声を荒らげると、敵の威圧感が増す。
窮地に追い込まれ、爆発的に力を発揮するのは人間だけでなく、鬼も同様だ。
半天狗はこれまでに何度も窮地に追い込まれたが、その度に自身を守ってくれる強い感情を血気術によって具現化・分裂し勝ってきた。
要するに、追い込まれれば追い込まれる程強くなる鬼である。
敵は炭治郎達を悪人扱いする。
「弱き者」野ねずみサイズの半天狗の本体を斬ろうとしたからだ。
しかし、炭治郎は反論する。
分身体を含む半天狗の匂いから、半天狗が百や二百では収まらない数の人間を喰ったことを見抜いていた。
大勢の人を殺しておいて被害者ぶる半天狗を許すことができない。
「悪鬼め……!!お前の頚は俺が斬る!!」
誰かが助けてくれる
時透くんは玉壺の血気術・水獄鉢に囚われている。
水獄鉢から脱出するため、肺に残っているわずかな空気を使い、一撃を放つ。
『霞の呼吸・壱ノ型 垂天遠霞』
突き技で水獄鉢を脱出しようと試みるも、刃毀れがひどい刀では破ることはできなかった。
応援が来ることを少しだけ期待しつつも、時透くんは脱出を諦める。
『どうしておう思うんだい?先のことなんて誰にもわからないのに』
薄れ行く意識の中で、炭治郎の姿が映るも、このようなことを炭治郎に言われた記憶はない。
誰が言ったのか、時透くんは疑問に思うも、空気が尽きたことにより、視界が狭窄し、死を感じていた。
『絶対どうにかなる。諦めるな。必ず誰かが助けてくれる』
『1人でできることなんてほんのこれっぽっちだよ。だから人は力を合わせて頑張るんだ』
今まで時透くんは1人で全部何とかしようとしていた。
みんな自分よりも弱いから、自分を助けることはできない。
しかし、里での戦いでは判断を間違えてしまった。
自分の力を過大評価していた。
『無一郎は間違っていない。大丈夫だよ』
水獄鉢に刃物が振るわれる。
時透くんを助けようとしているのは小鉄くんだった。
しかし、時透くんにも斬れない水獄鉢を小鉄くんが斬れるはずもない。
けれども諦めない小鉄くんは何度も刃物を振り下ろし続ける。
水獄鉢を斬ることに夢中になっている小鉄くんは背後から小さな魚の鬼が近づいていることに気がつかない。
致命傷にはならないものの、魚の鬼は小鉄くんの体を刻む。
斬られたことで魚の鬼に気がついた小鉄くんであったが、すでに遅く、魚の鬼が急所の鳩尾を指す。
急所を刺された小鉄くんはヨタヨタしながら水獄鉢に近づく。
そして、水獄鉢に口を触れると空気を送り込んだ。
『人のためにすることは巡り巡って自分のためになる。そして人は自分ではない誰かのために信じられないような力を発揮するんだよ』
それまで炭治郎に見えていた姿が別の男に切り替わる。
「うん。知ってる」
時透くんは水獄鉢から脱出するために、もう一度技を放つ。
『霞の呼吸・弍ノ型 八重霞』
八重霞は斬撃を幾重にも重ねて放つ連続技である。
今度こそ水獄鉢を斬ることに成功する。
しかし、針の毒による痺れのせいで体はすでに限界だ。
無理にでも体を動かし、小鉄くんの元へ何とか辿り着き、魚の鬼を倒す。
小鉄くんは時透くんに鋼鐡塚さんを助けて刀を守ってくれと頼みます。
無一郎の無
時透くんの両親は彼が10歳の時に亡くなっている。
だから、1人になったのは10歳の時だと思っていた。
けれど、実際は違った。
1人になったのは11歳の時だった。
時透くんは双子で、有一郎という兄がいた。
時透くんのお母さんが病気で弱っていた時、お父さんは嵐の中を外に出て薬草を探しに行った。
結果、両親は亡くなり、2人の生活が始まった。
有一郎はお父さんが嵐の中、外に出なければ死ぬのはお母さん1人で済んだと言う。
そんな雄一郎に無一郎が反論すると
「無一郎の無は”無能”の”無”」
「無一郎の無は”無意味”の”無”」
そのように返されてしまう。
有一郎は言葉のきつい人で、記憶を無くしている時の時透くんと似ていた。
しばらく2人の生活を過ごしていると、季節は春頃になった。
そんなある日、お館様の妻であるあまねがやって来た。
2人は1番最初の呼吸の使い手の子孫であることから、鬼殺隊への勧誘だった。
鬼に苦しめられている人を助けるために剣士になろう、と有一郎に提案する時透くんだったが、有一郎は声を荒らげ、拒否する。
2人にできることは犬死にと無駄死にしかない、結局はあまねに利用されるだけ。
だから剣士にはならない。
そこで強引に話を終わらせると、それ以降2人はほとんど口を利かなくなった。
ある夏の夜、暑かったため、戸を開けて寝ていると鬼が入ってきた。
有一郎が鬼の攻撃を受けると、時透くんに激しい怒りの感情が湧いた。
怒りのまま時透くんは鬼と戦い、最終的に鬼は朝日に焼かれて塵になって消えた。
鬼との戦闘で満身創痍の体を何とか動かし、時透くんは兄がいる家に戻った。
時透くんが見た兄は、神様や仏様に弟を助けてくれと懇願する姿である。
「無一郎の無は……”無限”の”無”なんだ」
時透くんは兄の言葉を思い出した。
そして、顔に痣が出現する。
霞柱・時透無一郎 VS 上弦の伍・玉壺
時透くんを水獄鉢に閉じ込めた玉壺は鋼鐡塚さんのいるアバラ屋へ向かった。
鉄穴森さんが玉壺の侵入を阻止ようとするも、鬼狩りでもない刀鍛冶がどうにかできる相手ではない。
アバラ屋に入った玉壺が見たのは物凄い集中力を発揮し刀を研いでいる鋼鐡塚さんの姿だった。
鋼鐡塚さんの脅威的な集中力を目の当たりにした玉壺は、芸術家として負けを感じていた。
目の前の鋼鐡塚さん程集中したことはなかったからだ。
玉壺は鋼鐡塚さんに攻撃する。
とはいえ、目的は殺すことではない。
刀を研ぐことを放棄させたいのだ。
何とかして鋼鐡塚さんの集中力を乱したいと考えるのであった。
極限まで集中している鋼鐡塚さんは玉壺の攻撃に動じず、刀を研ぎ続ける。
複数箇所を斬られ、片目を潰されたのにもかかわらず、声も出さずに刀を研ぎ続ける。
鉄穴森さんを人質にとって集中を乱そうと考えたところに、時透くんの攻撃が玉壺を襲う。
しかし、玉壺は壺を移動することで攻撃を避ける。
玉壺は時透くんが水獄鉢から抜け出したことに驚く。
水獄鉢に囚われていた以上、すぐに死ぬと思っていたことも影響している。
だが、とある事実を思いつく。
時透くんに意識を遣らなかったくらい、自分自身が集中していたと。
そして、時透くんの顔に痣があることに気がつく。
先ほどの戦闘時に痣はなかった。
そして、麻痺毒を喰らったはずの時透くんが涼しい顔で自分の前に姿を現したこと、先ほどよりも速い動きで自分に傷付けたことに驚く。
『蛸壺地獄』
壺から蛸の足を出現させる。
時透くんは蛸足を斬ろうとするも刃毀れしている刀では斬れない。
そんな時透くんの様子を見た、現担当者である鉄穴森さんは刀を渡す。
しかし、間に合わず、巨大な蛸足がアバラ屋を壊してしまう。
鋼鐡塚さんはアバラ屋から弾き出されるも、刀を研ぐことをやめない。
玉壺は先ほどとは違い、驚異的な集中力を見せる鋼鐡塚さんを放置し、柱である時透くんを標的にする。
時透くんは鉄穴森さんと一緒に蛸足に捕まってしまう。
確実に仕留めるために、蛸足で握り潰そうと試みるも、新しい刀を抜いた時透くんに蛸足が斬られてしまう。
「俺のために刀を作ってくれてありがとう。鉄穴森さん」
鉄穴森さんの作ってくれた刀はしっくりきてた。
時透くんの最初の刀鍛冶、今はもう亡くなっている鉄井戸さんの書きつけに従って作成したためだ。
鉄井戸さんは時透くんのことを心配していた。
そんな鉄井戸さんに、もう大丈夫だよ、と心の中で呟き、時透くんは玉壺に斬りかかる。
『霞の呼吸・伍ノ型 霞雲の海』
移動しながら繰り出される、細かい連撃で蛸足を切断しつつ、玉壺の頚に刀を振るう。
玉壺は壺から壺への瞬間移動で避けるも、完全に避けきることはできず、かすり傷がつきます。
その後、時透くんと玉壺がお互いに相手の悪口を言い合いますが、時透くんが壺をバカにすると、玉壺が激昂し、攻撃に移る。
『血鬼術 一万滑空粘魚』
玉壺の持つ壺から出た1万匹の鋭い牙を持つ魚が時透くんに襲い掛かる。
『霞の呼吸・陸ノ型 月の霞消』
広範囲を霞で包み込むように斬り込む技で、1万匹全ての魚を斬る。
しかし、粘魚が撒き散らす体液は毒で、皮膚からも吸収される。
『霞の呼吸・参ノ型 霞散の飛沫』
浴びれば終わりの体液を回転斬りで弾き飛ばす。
そのまま玉壺との距離を詰め、頚に刃を振るう。
玉壺の頚を斬ったかに思えたが、脱皮後の皮だった。
攻撃を避けた玉壺は木の上に退避している。
脱皮した玉壺は真の姿となり、その姿が本気であるという。
玉壺の鱗は金剛石よりも硬く強い。
完全体となった玉壺は時透くんに殴りかかる。
話の途中で攻撃してきたためか、完全体となった玉壺のスピードが想定以上なためか、時透くんは攻撃をかすめてしまう。
完全体となった玉壺の拳で触れたものは鮮魚になる。
一見ふざけた能力に思えるが、地面やかすめた時透くんの服の一部が鮮魚になったことから、モロにヒットすると危ない。
とはいえ、時透くんに焦りはない。
「どんな凄い攻撃も当たらなかったら意味ないでしょ」
『血気術 陣殺魚鱗』
玉壺は縦横無尽に駆け回り、拳を振るうが時透くんには当たらない。
『霞の呼吸・漆ノ型 朧』
玉壺が時透くんを捉えた思い、拳を振るう。
しかし、時透くんの姿は消え当たらない。
背後に姿を確認し、再び拳を振るうも当たらない。
玉壺はまるで霞に巻かれているような感覚に陥っていた。
「何で自分だけが本気じゃないと思ったの?」
最後にそう言い放ち、玉壺の頚を斬る。
朧は動きに大幅な緩急をつけて敵を撹乱する技である。
姿を見せる際はように遅く、姿を消す際は瞬き1つの間で行う。
朧の最高スピードは玉壺を超えており、時透くんは玉壺を討伐した。
甘露寺蜜璃の走馬灯
炭治郎は半天狗の頚を斬るため、刀を強く握り締め戦う。
戦いながら憎珀天が生み出す木の竜の伸びる範囲を突き止め、有利に立ち回ろうとするも、竜の口から超音波攻撃が発せられた。
どうやら憎珀天は吸収した分身体の技を使えることに加えて、元の分身体よりも攻撃力が上がっているようだ。
警戒していなかったこともあり、炭治郎はモロに受けてしまい、空中にいたことが災いして地面に叩きつけられる。
叩きつけられた衝撃で鼓膜が破れ、目が回り、思うように体を動かせない。
そんな炭治郎に竜の攻撃が襲い、避けきれず左足を潰されてしまう。
畳み掛けるように憎珀天が攻撃するせいで、炭治郎に呼吸の暇が生まれず回復できない。
里での修行で会得した攻撃予知で耐えているが、息が続かないため、長くは保ちそうにない。
回復の暇を作るため、竜の射程圏外である66尺以上離れるが、口から新しい竜をどんどん生み出し、炭治郎は捉えられてしまう。
竜の口に覆われた炭治郎は押し潰されそうになっていた。
そんな絶体絶命の炭治郎を救ったのは、恋柱・甘露寺蜜璃。
木の竜を斬り刻み、炭治郎を救出する。
甘露寺さんを見た憎珀天は柱であると確信し、攻撃へ移る。
『狂鳴雷殺』
2体の木の竜がそれぞれ超音波と雷を浴びせる。
『恋の呼吸・参ノ型 恋猫しぐれ』
猫のように飛び跳ねながら、憎珀天の狂鳴雷殺を斬る。
攻撃そのものを斬ってしまった甘露寺さんに炭治郎は驚く。
憎珀天は攻撃のバリエーションを変えながら、甘露寺さんを攻め続けるも、恋の呼吸を連発し、全て防がれてしまう。
『血気術 無間業樹』
攻撃の速さを上げてもついて来るため、広範囲攻撃に切り替える。
『恋の呼吸・伍ノ型 揺らめく恋情・乱れ爪』
広範囲攻撃を対処し、憎珀天の頚に刃を巻き付ける。
頚を斬られそうになっている憎珀天が何かしようと口を開けているが、頚を斬れば問題ないと、気にせず斬ろうとする。
しかし、炭治郎によって、憎珀天は本体じゃないため頚を斬っても意味ないことを知らされる。
『狂圧鳴波』
憎珀天本体から超音波攻撃が放たれる。
瞬時に判断を間違えたことを理解すると、甘露寺さんは全身の筋肉を硬直させ、狂圧鳴波が直撃するも、耐えることができた。
本来であれば、狂圧鳴波を喰らった相手は肉の形を保つことができない。
それほどまでに強力な技なのだ。
しかし、甘露寺さんは肉の形を保っている。
耐えられたのは、甘露寺さんの特異体質、筋肉の密度が常人の8倍であることに起因する。
とはいえ、狂圧鳴波を受けた甘露寺さんは動けない。
質の良い肉と判断した憎珀天は甘露寺さんにトドメを刺すため殴りかかる。
憎珀天の拳が到達するまでの一瞬、甘露寺さんは走馬灯を見た。
2年前、甘露寺さんのお見合いが破談した。
力が強いこと、相撲取り3人と比較してもよく食べること、ピンクの髪、これらが原因だった。
お見合いが破談したことで、これらを隠す必要があると思った。
それから、髪を黒く染め、食べたいのをぐっと堪えて、嘘をつきながらも力が弱い振りをしていた。
家族みんなが甘露寺さんを心配するも、結婚したいと言い出す男が現れる。
結婚したいと思っていた甘露寺さんではあったが、このまま自分を押し殺して生きていくことに疑問を持つ。
いっぱい食べるのも、力が強いのも、ピンクの髪も、全てが本当の自分だ。
本当の自分を隠して自分ではない何かの振りをして生きることが本当に正しいのか。
自分が自分のままできること、人に役立てることがあるのではないか。
ありのままの自分で居られる場所はないのか、ありのままの自分を好きになってくれる人はいないのか。
そう考えていると、今の自分がおかしいと気がついた。
炭治郎と禰豆子、玄弥が憎珀天の攻撃から甘露寺さんをどうにかして守った。
走馬灯を見てる間、甘露寺さんの意識は飛んでいたようだ。
「甘露寺さんを守んだ!!一番可能性のあるこの人が希望の光だ!!」
遠くにいる憎珀天が背中の太鼓を叩き雷を放つ。
炭治郎の言葉を聞いた甘露寺さんは憎珀天の雷を全て斬って攻撃を防ぐ。
「任せといて、みんなは私が守るからね」
甘露寺さんが憎珀天を引きつけ、炭治郎達が本体の頚を斬る。
炭治郎達を守るため、甘露寺さんは刀を振るう。
もっと速く強く動けるように心拍数を上げ、血の巡りを速くする。
動きが速くなった甘露寺さんは、憎珀天が炭治郎達に放った木の竜を斬る。
憎珀天は急に動きが速くなったことに疑問を持ちながら、甘露寺さんを見ると、胸元に痣を見つけた。
甘露寺さんの奮闘により、炭治郎達に攻撃できない憎珀天は苛ついていた。
とはいえ、人間である以上、体力に限界がある。
甘露寺さんの体力がなくなるのが先か、炭治郎達が本体の頚を斬るのが先か。
玄弥の特異体質
甘露寺さんが憎珀天を引きつけている間、炭治郎達は本体の頚を狙っていた。
いくら甘露寺さんが強くても、本体の頚を斬らない限り憎珀天は消えないため、甘露寺さんは時間稼ぎしかできない。
甘露寺さんの体力が尽きる前に、一刻も早く本体の頚を斬る必要がある。
本体が入っている木を見つけた炭治郎達であったが、木が動くため振り落とされないようにしがみつくので手一杯だ。
そんな時、玄弥が木に噛み付いた。
玄弥は噛む力が強く、特殊な消化器官があり、鬼を喰うことで短期間だけ鬼の体質になれる。
強い鬼を喰うと、それだけ再生力や筋力が上がる。
玄弥は自身が噛み付いた箇所から引きちぎり木を倒す。
倒れた今がチャンスと炭治郎は斬りかかるが、枝の鞭が炭治郎を襲う。
炭治郎を助けるため、もう一度刀を爆血刀にするため、禰豆子が炭治郎ごと木を燃やす。
『ヒノカミ神楽 炎舞』
再び爆血刀となった刀で、本体がいる木を斬る。
しかし、木の中に本体はいなかった。
姿は見えないが、炭治郎は匂いでまだ近くにいることがわかる。
「いい加減にしろ、このバカタレェェェェ!!」
逃げてばかりの本体に対して、玄弥が怒りを露わにし、近くに生えていた木を引っこ抜き投げつける。
【刀鍛冶の里編116話~124話】鬼滅の刃14巻・感想
時透くんの過去は辛いものでしたね。不死川兄弟もそうですが、鬼によって家族を失う人たちは思っているよりも多そうです。
甘露寺さんの過去に家族を失っていたわけではありませんが、お見合い相手に自分を全否定され、かなりのショックを受けていました。そこからの自分を隠す日々は相当辛い期間だったと思います。
今の甘露寺さんがとても明るいので、鬼殺隊に入って本当に良かったです。
時透くんなんて、相性が良かったとはいえ上弦の伍を単独撃破しました。
そうなると、もし、煉獄さんが猗窩座との戦いの時に痣を出現させてたら最後頚を斬れたのかな。そもそも、大ダメージを喰らうことなく、朝になるまで凌げたのかな、なんて思ってしまいます。

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