もちろんデンジも出てきますが、基本的にはアサと戦争の悪魔・ヨルの物語となるようです。
この記事はそんなチェンソーマン12巻のネタバレと感想についてまとめてみました。


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【98話~103話】チェンソーマン・ネタバレ【12巻】
鳥と戦争
舞台は高校の教室。
コケピーと呼ばれる鶏の悪魔を買うことになったとあるクラス。
そして先生は「3ヶ月後にはコケピーを殺して食べてもらう」と宣言。
いわゆる「命の授業」のようだ。
コケピーを可愛がるクラスメイト。
悪魔とはいえ鶏なので怖さは無い。
そんなコケピーを可愛がるクラスメイトたちを外野から睨みつけている少女。
少女の名前は三鷹アサ。
どうやらクラスから孤立している様子。
クラスに馴染めず、アサを気にかけるのも委員長や先生くらいだった。
クラスでコケピーを飼い始めて3ヶ月が経過。
コケピーとすっかり仲良くなったクラスのみんなはコケピーを殺して食べることを拒否。
先生も「命の大切さを学べて良かった」と涙する。
コケピーを連れてグラウンドでサッカーをするクラスメイト。
それを眺めているだけのアサをコケピーが「三鷹アサちゃん!一緒にサッカーするコケ!」と誘う。
アサは自分の名前を覚えてくれていたコケピーに驚きつつも喜びを感じる。
そしてコケピーを抱いたままサッカーをするためみんなのもとに走りだす。
次の瞬間、アサはつまずいてこけてしまう。
前のめりに倒れたアサの下敷きになってしまったコケピー。
コケピーは内臓が飛び出し、見るも無惨な姿となってしまった。
不可抗力とはいえコケピーを殺してしまったアサ。
クラスメイトの視線が痛い。
自宅でふさぎこむアサを先生と委員長は迎えにくる。
一緒にコケピーのお墓参りをしよう。
お墓参りに向かう途中、横断歩道を渡るところで委員長の様子がおかしくなる。
委員長は先生のことが好き。
しかし先生はアサのことが好きなので委員長にとってアサは邪魔者。
正義の悪魔と契約した委員長は感情が暴走し、異形の姿でアサに襲いかかる。
アサは委員長の攻撃で顔を切り裂かれる。
目玉が飛び出し、倒れるアサ。
その時、アサに語りかける謎の声。
「生きたいなら体をもらうぞ」
蘇ったアサは「田中脊髄剣」と言うやいなや先生の脊椎を引き抜き、自分の武器にしてしまう。
「我が名は戦争の悪魔!腕鳴らしに殺されてくれ!」
戦争の悪魔と名乗ったその悪魔は、正義の悪魔になった委員長の腕を手榴弾にすると、あっという間に正義の悪魔を木端微塵にする。
「待ってろチェンソーマン。」
「核兵器を吐き出させてやる。」
第1部の「犬とチェンソー」と韻を踏んでいるのが面白いところですね。
2羽
自宅で目覚めるアサ。
確かに斬られたのに傷が消えている。
夢だったのかと思うと「夢じゃないぞ」と戦争の悪魔が語りかけてくる。
戦争の悪魔はアサの目の前にいるようだが、どうやら幻で他の人には見えないらしい。
委員長と先生が死んだニュースが流れている。
どうやらアサは一度死んたが、戦争の悪魔はアサの脳みそを半分だけ残しておいた。
だからアサは自分の意識がある。
戦争の悪魔がアサの意識を残した目的は学校生活を送るため。
アサが通う学校にはチェンソーマンがいる。
正体を隠して学校に通っているチェンソーマンを見つけるのが戦争の悪魔の目的。
そのためにアサを利用しようというのだ。
だがアサは先日のコケピーの件でクラスに居所が無い。
教室に入るのを戸惑っていると、ある男子が話しかけてくる。
戦争の悪魔はこの男にチェンソーマンのことを知っているかどうか聞けとアサに命令するが、アサは拒否する。
たまらず戦争の悪魔は意識をのっとり、アサと入れ替わり、男子にチェンソーマンのことを質問した。
どうやら男子は転校生のようで、デビルハンター部にそれらしい人がいるくらししか知らないとのこと。
そのまま戦争の悪魔は「私の彼氏にならないか?」と言い出す。
男子は「いや、別にいい」とそっけなく返事した男子はそそくさと去っていった。
戦争の悪魔は自分のものを武器にできる能力がある。
チェンソーマンと戦うためにできるだけ多くの人間を武器にするのが目的のようだ。
「チェンソーマンに勝てたら体を返してやる。」
戦争の悪魔に協力せざるを得なくなったアサは、デビルハンター部の入部試験を受けることに。
入部試験は3人一組。
アサはそこでさっきの男子に再開する。
裸足の歩き方
入部試験のため3人一組で悪魔の死体を探しているアサ。
一緒に行動しているのはユウコという女子と吉田。
学校を散策する3人。
そのタイミングでアサはクラスメイトとすれ違う。
露骨に陰口が聞こえる。
あまりの気まずさに用事を思い出したから帰る・・・と下駄箱へ向かうアサ。
下駄箱を開けるとアサの靴が生肉まみれになっている。
大丈夫、と裸足で帰りはじめるアサ。
そんなアサを見かねて靴を片方差し出すユウコ。
お互いに靴を片方ずつ履いたまま走って帰る2人。
ユウコは自宅につくと、靴余ってるからそれはあげると言う。
ユウコに優しくされたアサ。
そんなアサの気持ちを戦争の悪魔はまるでわからないままだった。
この2人のやり取りも第2部の面白いところですね。
放課後デビルハンター
放課後、ユウコとアサは一緒に悪魔を探しに街へ出かける。
ユウコもアサも親を悪魔に殺されているため、不謹慎ながらも少し仲良くなる。
そんな中、ユウコがトイレに行き一人になった瞬間、戦争の悪魔がアサに話しかけてくる。
「ユウコは殺したほうがいい」
戦争の悪魔はユウコを武器にすることを提案する。
どうやら罪悪感が強いほど強い武器になるらしい。
当然アサは拒否する。
話をそらし、なんとか今すぐにユウコを殺すというのは避けられた。
そして今後、戦争の悪魔は呼びにくいため「ヨル」と呼ぶことになった。
ユウコとアサは廃ビルらしき場所で悪魔を探す。
突如目の前に現れたのはコウモリの悪魔。
ヨルはアサに悪いニュースを2つ言う。
「今の私達ではあのコウモリの悪魔には勝てない」
「アサが酷く恐怖しているとヨルは体をのっとれない」
ゆっくり逃げろというヨルだったが、ユウコとアサは全速力でその場から逃げ出した。
ただし顔は前よりも少し違いますね。
地獄から戻ってきたのでしょうか?
セーブ ザ キャット
コウモリの悪魔から逃げるユウコとアサだったが、あっけなく追いつかれてしまう。
ユウコは足に怪我をしてしまい、もう逃げることができない。
ヨルは再び「ユウコを殺して武器にしろ」とアサに語りかける。
アサはコケピーを殺したことを悔いているではない。
コケピーを殺したことをクラスメイトに見られたことを悔いている。
だから誰も見ていない今ユウコを殺して今のうちに武器にしてしまおう。
そんなヨルの誘いには乗らず、ユウコを抱き抱えて再びコウモリの悪魔から逃げるアサ。
だがアサは肝心なところでコケてしまう。
昔、コケた自分を助けに来たことで母を悪魔に殺されたことが頭によぎる。
絶対助ける!ユウコを抱きかかえて走るアサ。
しかしコウモリの悪魔に追いつかれ、丸呑みにされてしまう。
だがそのコウモリの悪魔の現場にチェンソーマンとゴキブリの悪魔の戦いが割って入る。
戦いのとばっちりがコウモリの悪魔の腹に命中。
吐き出されたユウコとアサはなんとか助かるのであった。
ゴキブリの悪魔相手に圧倒的な力でねじ伏せます。
デンジドリーム
チェンソーマンがゴキブリの悪魔を倒したニュースでもちきり。
街頭インタビューはチェンソーマンのイメージについて様々な印象を持っていることがわかる。
そして街頭インタビューにいつの間にかデンジが答えている。
デンジはチェンソーマンについて自信満々に語り、電話番号まで言おうとして止められていた。
沸き起こるチェンソーマンコール。
デンジは自分がチェンソーマンだと言わんばかりにふんぞり返って立っているが、誰も気づかない。
そんなデンジに話しかけてきたのは吉田。
カフェで話しをしようという吉田の誘いに乗るデンジ。
吉田はある組織におり、デンジを監視する立場にいるようだ。
吉田曰く、デンジがチェンソーマンだと世間にバレると都合がよくないとのこと。
だがデンジは「バレたいからチェンソーマンになって戦っている」ときっぱり言う。
その理由はもちろん「バレたらすげーモテちゃう」からだった。
さすがデンジといったところでしょうか(笑)
チェンソーマン12巻の口コミ
そうだ、デンジくん、まだ高校生ぐらいの年だったわ。で、アサとヨル、なるほどそういう関係性だったのね。考察見てて、2人存在するのかと思ってたわ。ヒロフミ気づいてそうだなぁ。蛸暗躍してるかな?しかし、JKがこけただけで鶏ってあんなに潰れるもの?そこは悪魔の力が関与してたけど、周りに悪魔ってウヨウヨしてる世界になってるの??
田中脊髄剣!
これには笑った。現実世界では、あらゆる社会的制限があるので、己の思うままは振る舞うことができない。
ギンジはとにかく己の本能のまま振る舞う。
(人より猫優先笑 でもモテたいっていう欲はあるから選択肢に美女がいたらそちらを助けるんでしょ?)
その姿がとても眩しく写り、この作品の魅力だと感じる。著作物は、本来作者が大衆に何かを訴えかけるための表現の一つとして制作されるものだと認識していたが、こんな作品もあって良いじゃないか。また、なんとも意味の分からない作品が大衆に受けていることが私的に嬉しくてたまらない。
いきなりタコピーのパロディ「コケピー」からスタートした第二部。
SNSの流行を取り入れつつも、藤本タツキの鬼才ぶりと作家性は健在です。第一部が「公安」という国家から見た悪魔を描くならば、第二部はさしずめ「個人」という視点から見た悪魔を描くのでしょう。
コケピーのようにまったく脅威の低い悪魔もいる。しかもそれは日常生活のなかに溶け込んでいる。
悪魔による犠牲者は交通事故より多い。そして個人はきっかけがあればすぐ「悪魔と契約」ないしは「悪魔に乗っ取られて」しまう。
また、序盤で殺されたはずのコウモリの悪魔が登場したように、悪魔はしばらくすると「復活する」アサの学校生活を通して、個人の視点から見た「チェンソーマン」の世界。
デンジが「支配の悪魔」の掌の中だったように、アサもまた「戦争の悪魔」の思惑のもとに動いていくのか。藤本タツキの作品はどこか諦観が漂っている。
それは「自分」という実存は、本人の意思よりも、結局のところ外部からの視点や圧力や引力で決まっていってしまうというもの。
アサが「チェンソーマン」のようになるのか、はたまた騒乱をまき散らす「戦争の悪魔」として恐れられていくのか。ひたすらに先が読めず、続きが気になるばかりです。
【考察】チェンソーマンの感想【12巻】
待望の第2部が開始したチェンソーマン。
主人公がアサに変わったことで第1部とは違った視点での物語となっているのが印象的です。
アサ(朝)とヨル(夜)、名前が正反対であることを示唆しているようですが、だからこそユウコ(夕)が大きく影響してきそうな予感もします。
高校生編ということでデンジがどんな高校生活を送っているのかというのも気になるところ。
先が読めないチェンソーマン第2部がこれから先どうなるのか楽しみですね。


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