物語としてはエピソード7となる「群発災害」のストーリーが始まります。
迫力ある描写や勢いのある展開は要注目。
そんな怪獣8号9巻のネタバレ・感想をまとめてみました。

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【67話~73話】怪獣8号・ネタバレ【9巻】
第67話
龍寧神社で隊式格闘術の基本となる歩行術を練習しているカフカ。
サボっていたら一発でわかる、と保科副隊長に釘を刺されていることもあり、ただひたすら訓練に励む。
そんなカフカ様子を見に来たキコルは、取り上げられていたカフカの連絡用端末をカフカに返す。
仲間たちともうずいぶん話していないカフカは恐る恐る端末の電源をON。
すると端末に次から次へと溜まっていたであろうメッセージ通知がくる。
未読503件。
怪獣8号であることを隠していたことの後ろめたさから「嘘つき」「怖い」「最低」などのメッセージが来ているんじゃないかと不安になるカフカ。
その瞬間、レノから着信があるも・・・カフカは勢いで切ってしまう。
続けて伊春から着信。
今度は恐る恐る着信に出てみると、電話先の相手はレノだった。
レノはどれだけ心配していたかカフカにものすごい勢いでまくしたてる。
カフカは怪獣8号だということを知られてみんなに怖がられることに不安があった。
だがレノの側にいた伊春は、体を張って基地を守ったカフカを仲間だと思っている、と告げる。
そう、カフカは自分が勝手に不安になってただけでレノや伊春、そして第3部隊のみんなはカフカのことを仲間だと思い続けていた。
改めて溜まっていたメッセージを見たカフカ。
そこには
「生きてもどれ」
「無事に戻れよ」
「立川を守ってくれてありがとう」
など、全てカフカに向けた温かいメッセージだった。
鼻水を流しながら自分は馬鹿だった、とキコル伝えるカフカ。
「そんなの前から知ってるわよ」とキコルは苦笑いするのだった。
第68話
9号に取り込まれた四ノ宮長官の意識は消える寸前だった。
9号の企みか、四ノ宮長官の想像を超える速度で成長している新たな怪獣たち。
群馬県沼田市:山間部に白く発光する巨大怪獣
埼玉県上尾市:湘南新宿ラインの線路上に不気味なモノリス型怪獣
東京都渋谷区:ハチ項前スクランブル交差点に不気味な人型怪獣
神奈川県茅ヶ崎市:空から魚が降り注ぎそれを吸い込む怪獣
栃木県東北自動車道:上河内SA付近で高速移動する怪獣
千葉県袖ケ浦市:石油貯蔵タンクが空になる事件発生
山梨県北杜市:山に謎の巨大クレーターが複数出現
このように新たな怪獣によるものと思われる未解決事件が多発していた。
対応に追われる防衛隊。
9号クラスの怪獣が複数出現したらとても現在の戦力では足りない。
やはり若い力を育てることが現在は最優先。
それに呼応するかのように四ノ宮長官は薄れゆく意識の中で、若い力へ願いを託すのであった。
有明りんかい基地の地下深く
鳴海に案内され、いよいよキコルは怪獣識別兵器4号を自分のものにする準備に入っていた。
どれも今まで出てきた怪獣とはひと味もふた味も違うような風貌ですね。
第69話
有明りんかい基地の地下17階。
怪獣識別兵器を使用した鳴海とキコルが訓練をしている。
怪獣識別兵器同士の戦いは地震と間違うほどの衝撃が響き渡っていた。
時を同じくして第二台場では第1部隊と第3部隊の合同演習の最中。
カフカは保科に訓練の成果を見せるべく張り切るが、まだまだ副隊長の足元にも及ばない。
訓練の時間は過ぎ、昼休憩の時間。
基地の屋上でカフカが弁当を食べようと場所を探すと、先に食事をしている亜代ミナを発見する。
さすがに隊長の横では・・・と遠慮しそうになるカフカだったが、ミナはそんなカフカの気持ちを察してか隣へ誘う。
一緒に食事をするカフカとミナ。
ミナの口から出てくるのは小さい頃のカフカとの思い出話。
小さい頃いつもカフカはミナを助けてくれた。
ミナ「あの頃は守られていたが、今は私も強くなった。だから一緒に怪獣を倒そう。」
ミナの言葉にカフカは笑顔で返す。
しかしミナはカフカのその笑顔が無理をしているときの笑顔だということをよくわかっていた。
新宿・歌舞伎町。
可愛らしい制服を来た女の子がホストらしき男性に誘われている。
誘いに乗る女の子。
しかしその姿はみるみるうちに人間では無い姿に変わっていった。
そして新たな怪獣被害をいよいよ始まるようです。
第70話
かつてのカフカの同僚・徳さん。
どうやら娘の結婚式のようでかなり緊張している様子だった。
いざ新婦入場の時間になり、娘と手をつなぎバージンロードを歩きはじめる。
その時、式場の大きなガラス窓の向こう側に巨大な怪獣が出現する。
怪獣の通報受付センターでは東京中から怪獣被害の通報がいくつも入ってくる。
まさに群発災害。
「こんなの対応しきれない・・・」
呆然とする職員。
式場では徳さんが必死に娘を守ろうとしているが、怪獣に食べられそうになってしまう。
だが間一髪、怪獣識別兵器を装着した鳴海隊長が到着。
怪獣を一刀両断し、徳さんの娘を救った。
時を同じくして亜代ミナも出撃。
日本防衛隊VS怪獣の戦いが始まった。
果たしてどこまで強くなるのか・・・?
第71話
大量の怪獣が鳴海隊長に向けて襲いかかってくる。
徳さんは防衛隊員に連れられ避難させられる。
「自分は大丈夫だから鳴海隊長に加勢を!」と徳さんはいうが、隊員は拒否する。
「怪獣識別兵器1号をフル装備した今この場で最も危険な生物は鳴海隊長です」
あっという間に大量の怪獣を撃破する鳴海隊長。
長谷川長官と通信をする鳴海。
どうやらこの怪獣災害は全国各地で起こっているようだ。
それも大都市や発電所など重要施設を重点的に襲っている。
明らかに裏で9号が糸を弾いているのは明らかだった。
各地で群発的に怪獣が発生しているため他師団からの応援が望めない状況の中、鳴海隊長は「アレを出撃させろ」と長谷川長官に伝える。
それこそ、怪獣識別兵器4号を装着した四ノ宮キコルだった。
母親がかつて装着していたスーツを娘が引き継ぐ、燃える展開ですね。
第72話
怪獣識別兵器4の専用射出兵器からキコルが出撃。
空中で怪獣識別兵器4の能力を開放したキコルは空を飛び、現場へと向かった。
キコルはあっという間に鳴海隊長が戦っている現場に到着。
隊員が援護に入る隙もなく、5分と経たないうちに怪獣に押されていた状況は好転した。
長谷川長官はキコルの姿を母・ヒカリと父・功の2人によく似ていると驚きと喜びが混じったような表情で見ていた。
そして都内エリアの別の場所ではまさに保科副隊長が怪獣識別兵器10号を身に着け、起動を待っていた。
今のところ防衛隊が優勢のようですが、どうなっていくのか・・・?
第73話
怪獣識別兵器10が起動した。
「さあ、俺を暴れさせろホシナ」
どうやら10号はそもそも意思を持っている怪獣のため、兵器となっても意思疎通が不可欠のようだ。
さらにこのスーツはまだ試作品。
実践に投入してもいないため、かなりのギャンブル。
それでも保科は9号の上をいくにはこれくらいやらないとだめだと出撃を指示。
怪獣識別兵器10のスーツには尻尾のようなものがついている。
10号はその尻尾を勝手に使い、ヘリの底をくり抜いて出撃してしまう。
勝手な行動ばかりをする10号。
そのまま作戦も伝わっていないのに敵の密集地へと着地。
手薄なところから叩きたい保科に対し、分厚いところを切り開く自信がある10号。
2人の意思疎通がうまくいかず、ちぐはぐな動きになってしまい、どんどん開放戦力は下がっていく一方。
あまりにも勝手な10号。
しかしこのままここで死ぬわけにもいかない。
死ねば10号のスーツも廃棄になってしまう。
そもそも協調性を求めたのが間違いだった、と割り切った保科は「今日はお前に合わせたる」と10号側へ精神同調をさせる。
保科・10号「死ぬ気でついてこい」
怪獣8号9巻の口コミ
とんでもない怪獣のオンパレードに対し、こっちも圧倒的パワーアップで迎撃。間が一気にすっ飛んだ気もするけど、この方がいっそ痛快で良い。
(前略)
徐々に新たな力を手にしていく防衛隊の面々。ただ、それ以上に9号は大きな力を手にしたわけで
一時の静寂を破り日本中を大混乱に突き落とす怪異の連続、更に生じた群発災害は人智を超越した何か目出度い結婚式場を一切の情を感じさせない程に滅茶苦茶に破壊する怪獣には恐怖しか感じないし、だからこそその状況を変える為に奮闘する防衛隊の姿に頼もしさを覚えてしまう
全般的に防衛隊は新たに手にした力を使いこなして怪獣に抗っているというのに、まさかの保科だけ奇妙なことに…
相性最悪の強者同士によるバディ。片方だけが成功するなんてあり得ない一蓮托生。これを保科はどう乗り切るのかな?
主人公や他のキャラのレベルもが作中で上がってますが、作者さんのレベルが一番上がってます笑
【考察】怪獣8号の感想【9巻】
怪獣8号9巻は不気味な怪獣が複数出現、さらに日本の主要地域に怪獣が次々と現れるという群発災害が発生するという大きな事件が起きています。
それに対抗する日本の防衛隊の戦力として鳴海隊長や亜代ミナはもちろん、怪獣識別兵器を装備したキコルや保科副隊長も出撃するというアツい展開でした。
やはり気になるのは第68話で出現した奇妙な複数の怪獣達。
怪獣らしくないフォルムもおり(モノリス型や人型など)9号がこれらを使ってなにを企んでいるのか気になるところです。
不気味な怪獣達はどのような攻撃を仕掛けて来るのか?
今後の展開も楽しみですね。


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