そんなわけで「乙嫁語り1巻ネタバレと感想」をまとめてみました。
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【1話~5話】乙嫁語り語り・ネタバレ【1巻】
では以下に「乙嫁語り1巻」のネタバレを書いていきます。
- 圧倒的な情報量で描かれる19世紀の中央アジアの生活風景が見事!その場にいるように感じられます。
- 主人公アミルとその婿カルルクの仲の良さが読んでいてすごく仲睦まじく、心癒される関係性です。
- アナログで描かれる細やかな衣装や絨毯に感動!森薫先生のその画力に惚れ惚れします。
1話:乙嫁と婿花
19世紀、中央アジアのカスピ海周辺の地方都市にて花嫁のアミル・ハルガンは花婿のカルルク・エイホンに嫁いできました。
アミルは20歳、カルルクは12歳で、8歳も年の差がある夫婦です。けれどアミルは気にした様子はありません。
アミルはこの地域では珍しい模様の服を着ていて、カルルクの幼い弟達はそれに興味津々の様子。陰からそっとアミルを覗いていたのですが、カルルクの妹がそれを見つけて叱りつけます。しかしアミルはそんな事では嫌な顔をせず「朝の挨拶に来てくれたんです」と微笑みました。
そしてこの服のことを「珍しいですか?」とカルルクに尋ねます。「僕は素敵だと思うけれど」と落ち着いた様子で答えるカルルク。
そしてカルルクはアミルに母親から預かった布を「好きに使って下さいって」と言って渡します。「ありがとうございます」と答え受け取るアミル。この2人はこうして落ち着いてやり取りしていますが、一緒に暮らし始めたのはつい先日のことです。
アミルが朝の支度をして台所に出たら義理の母や親戚がご飯を作っていました。アミルは「何か手伝うことはありますか」を問いますが、あいにく手が足りています。
皿を並べるくらいの仕事しかない様子。仲間に上手くはいれてないのではないか?とカルルクは心配そうな視線をアミルと家族たちに向けます。そして食事の時間になるとみんな集まってきて、「肉は茹ですぎたかな」とか「お茶はいかが」などと話しながらわいわい食べます。
そして話題は次の市場で何を買ってくるかになりました、各々で足りないものを言っていきますが、アミルは?と問われるとアミルは「特には」としか答えません。そして市場に行く人は馬に乗って家から離れていき、カルルクは残って客人の外国の研究者、スミスに文字を教えていました。
アミルはというと女性と洗濯をしています。するとふいにアミルとカルルクの目が合いました。どうやら洗濯中の話題で兎の肉が美味しいというアミルの話をカルルクにもしたかったようです。
兎に興味を示したカルルクにアミルは目を大きくさせて「とって来ましょうか?」と言います。そして途中ですけど、と言ってその場を抜けて弓を持ち、馬に乗るアミル。「夕食の支度に間に合うよう帰ります」と笑って去っていきました。そしてそれから時間が経ち、なかなか帰らないアミルを心配するカルルク。
チャガップという通りがかった老人から「あの辺はオオカミが出るんじゃなかったか」と言われ、カルルクはいてもたってもいられず馬に乗ってアミルのいる場所へ向かいます。そこには馬を走らせ、矢で兎を撃つアミルの姿が。その姿のりりしいこと!カルルクの姿を見つけると嬉しそうに戦利品の兎を掲げて笑いました。それから帰宅後、3羽とれた兎を手際よく捌くアミル。
これには義母も感心した様子です。そして晩ごはんには兎肉のスープが出てきました。美味しいとみんな喜んで食べてくれます。話題は自然とアミルの狩りの話に。
冬は鷹がいないと取れないというと鷹好きカルルクの妹が興味津々で話を聞いてきます。弟たちのほうは弓に興味津々。アミルは壁に印をつけてと頼み、つけた印に向かって矢を放ちます。
見事印に命中!弟たちは弓をせがみ、アミルは教えることになりました。そして夜、カルルクが床に入った頃、アミルは歌を歌って縫物をしていました。その落ち着いた音色にカルルクは眠りにつくのでした。そして翌日、アミルはカルルクの弟たちに弓を教えます。
その途中にカルルクが通りかかり、アミルは声をかけて兎の毛皮のついた服を渡しました。使われた布は義母がアミルへと送ったものでした。しかし義母はアミル自身の服の為に送ったつもりでした。それ聞いてアミルは真っ赤!そして服を脱いで下着姿で出てきます!
「そんなによごれていたとは気がつきませんでした!」そう言って選択しようとするアミル。義母はそんなつもりで行ったわけでは無いので大慌て!みんな急いでアミルに服を着てくれるよう頼む慌ただしい風景がそこにはありました。
一方、山沿いの村にて「ヌマジに嫁がせた娘が死んだ?」という話題が持ち上がっていました。土地の所有権を主張したいため、嫁ぐ嫁を自分達の一族から出したい様子。
「誰かいないか、代わりにあてがえる」と言うとアミルの名前が出てきました。ある年配者が、婿はまだ尻の青い小僧だから連れ戻してヌマジにやればいいと言い出します。そうなると「アミルを連れ戻せ」の空気一色に。ないやら不穏な空気のまま幕が閉じました。
2話:お守り
おじいさんが木に彫り物をしているところにカルルクの弟の1人、ロステムがやってきました。おじいさんは手慣れた手つきで鎚を使って木に呪いの模様を彫ります。
それをじっと見るロステム。「面白いか?」と尋ねるおじいさんにロステムは「うん」と素直に答えます。また、呪いの模様を見て「羊はないの?」とおじいさんに尋ねるロステム。どうやら羊が好きな様子。「角がカッコイイ」と言うロステムを邪険にするわけでもなく聞いてあげるおじいさん。一方カルルクとアミルは部屋に貼る布、壁掛けを選んでいました。色柄で部屋に合う布を選ぶ2人。
研究者のスミスはあまり違いが分からなくて困った様子でメモを取っています。そこに家族がぞろぞろやってきました。部屋の様子に「見違えた」と感心した声をあげます。しかしそこで思い出したかのようにロステムの母が「ロステムを見なかったかしら」と皆に尋ねます。
しかし皆わからず首を振るばかり。ロステムは最近よくいなくなるので母親として心配の様です。ロステムはそんな事はつゆ知らず、おじいさんの見事な手さばきに今日も見惚れるのでした。一息ついたところでおじいさんが「茶ァ飲むか」とロステムにお茶をごちそうしてくれます。ロステムはおじいさんに家族構成について話した後、おじいさんの家にあるものを一つ一つ「これは?これは?」と聞いて回ります。
それにちゃんと答えてくれるおじいさん。そしておもむろに地面に石を並べて家の作り方、成り立ち方をロステムに教えます。ロステムはそれを静かに聞いていました。その時!鳥が木くずをつまんで飛んでいきました!それを見て「もってった!」とロステムは鳥を指をさします。おじいさんは驚くことなく「巣にするんだろ」と教えます。ロステムは木くずを見ながら寝床にしているのを想像するのでした。
そして時が進んで夕食の時間になりました。
ロステムはそっとみんなの輪の中に混ざろうとしますが、母親に見つかってしまいます!ロステムは正座させられ、母親に中庭の草むしりと鳥小屋の掃除をしていなかったことを叱られます。
そしてその用事が終わるまで食事を禁止されてしまいました。ロステムは拗ねながら掃除をしていると、アミルが様子を伺いにやってきました。その手には夕食が。「言われたことはちゃんとやんないと」と軽く注意しながら今回だけと言う約束で秘密で食べさせ、掃除も手伝ってくれます。
その後アミルは食べた皿を下げてロステムの母親のもとに報告へ行きました。どうやらロステムの母親に頼まれてアミルはご飯を運んだようです。本当はこんな風に甘やかさないで毅然としないと!と自分に言い聞かせるロステムの母。それを聞いてアミルも毅然と、と復唱するのでした。翌日、散らかしたものを片づけておきなさいと言われたロステム。しかし雑に片付けてしまいます。そしてまたいつものおじいさんのところへ。
そしておまんじゅうをごちそうになるロステム。そしてさらにおじいさんからプレゼントが!それは羊の模様の入った首飾りのお守りでした。それを帰ったら一目散にアミルへ見せるロステム。
しかし徐々にそこに人が集まってきました。そうすると兄2人に嗅ぎつけられ、お守りをとられてしまいます!泣きだしてしまうロステム。でも兄姉もお守りが欲しくて仕方ありません。
話はおじいさんに人数分作ってもらうことでまとまりました。困り顔になるおじいさんですが、作ってくれるようです。それはそれとして、先ほど行った片付けが雑なことをロステムは母親に指摘されました。罰としてご飯抜きを言い渡されてしまうロステム。
カルルクはそんな姉であるロステムの母親を見て、やりすぎないか不安を感じます。そしてその夜、アミルにご飯を持って行ってもらおうと思ったロステムの母ですが、アミルは「一回だけって言いましたからもうだめです」と断られ、断られると思ってなかったからパニックに!口ではああ言ったものの本当はこっそり持っていくつもりだったロステムの母。
カルルクはアミルに折れてほしそうな顔を向けますが「ダメですよ」ときっぱり断られてしまうのでした。こうしてロステムはご飯抜きに。
3話:騎行
アミルとカルルクは2人で馬に乗って草原にやってきていました。
アミルは馬の背の上に立ち、周囲を見渡して遠縁のウマルおじさんを探しています。「草が残っているからこの辺には来ていない」と判断するアミル。ウマルおじさんは遊牧で暮らしており、移動しながら羊を育てて毛や肉を売っているのだそう。
カルルクは父が行商の人からこの辺にやってくることを伝えられました。カルルクの父親がウマルおじさんに見事な細工の小刀の鞘を作ることを頼まれていたのですが、出来上がる前に出発してしまったのです。カルルクはそれを届け出るのを名乗り出ました。
結婚の挨拶もしてないのでちょうどいいとアミルと共に探しに出てきたのです。アミルとカルルクはのんびり草原を走りながら探します。
アミルが歌を歌っているのをカルルクが聞いたり、馬で追いかけっこしたり、穏やかな亜時間を楽しむ2人。そうしているとザクロの木がありました。
カルルクはこれをおじいさんのお土産にしようと思うのですがアミルはその場で食べ始めてしまいます。馬から降りザクロを食べるアミルを見て「ザクロ好きなんだ」とカルルクは言います。「大好きです」と食べる手を止めず答えるアミル。お土産のザクロはアミルの馬に乗せられました。そして周囲を見渡したその時、狐が草原に現れます。
兎をつけ狙っている様子の狐。それをカルルクにしっと指を唇にあててジェスチャーして、弓を構えるアミル。そして見事、狐を矢で射止めました!カルルクはそんなアミルと狐の毛皮を見て「そのうち狼とか捕まえてきそうだね」と冗談のつもりで言います。
しかしアミルはまじめに「狼はひとりじゃ無理ですよ。皆で一気にかからないと」と答えるのでした。そうしていると2人は遠くまでやってきていて、時刻は夕方になってきました。暗くなる前に帰ることにする2人。しかしその時、アミルの耳が何か音をとらえます。
それへは群れからはぐれた子羊の声でした。ということは近くに遊牧の人々がいると言うことです!子羊を連れて少し馬を走らせると遊牧民が使うテントが見えました。カルルクは「ウマルおじさーん!」と叫びます。それにウマルおじさんは「カルルクか!?」と驚いた様子で出迎えました。そしてみんな手を伸ばしてカルルクの頭を撫で、歓迎します。そして見つけた子羊を渡しました。
そうすると「ちゃんと数を確認しなかったのか!」とウマルは係りの人間を叱りつけます。そしてアミルに目をつけました。するとカルルクは「妻のアミルです」と紹介します。少しの間が空いてウマルは事態を飲み込み、「それじゃあ今日はお祝いだ」と言ってくれました。
そしてテントの中で宴は開かれました。ウマルはカルルクに「北の連中に羊を手放して畑を耕せと言われた。冗談じゃない」と愚痴をこぼします。「でもこうして出会えたんだ」と喜ぶウマル。頼まれていた鞘も渡せました。
そして宴は盛り上がり、夜が更けていきます。そのまま泊まる2人。残った老人方がアミルを見て「随分年のいった嫁さんをもらったもんだ」「嫁は若いに限るよ」と話していました。
一方部屋で休む2人でしたが、突然カルルクがアミルに正座して向き合います。そして初対面の時びっくりしたのは聞いてた話と違ったからだと説明します。そして「僕はアミルがもっと若かったらとか、全然思ってないからね」と言って真剣な眼差しをアミルに向けました。アミルは嬉しそうにそれに答えます。
「それだけです」と言うカルルクに「それだけですか?」と尋ねるアミル。そしておもむろに2人はキスをします。その後カルルクは「寝よう寝よう」と布団を用意します。
しかしその時!突然アミルが脱ぎだしました!「裸で寝た方があったかいですよ」と驚くカルルクに説明するアミル。そして強引にカルルクも脱がせようとします。
結局2人は全裸で布団に入って寝ることに。カルルクは今の様子を「きっと羊の子供はこんな感じなんだろう」と思うのでした。一方、町では子どもにカルルクの家、エイホンの家を訪ねる集団が現れました。「アミルという娘が嫁いできただろう」と言って尋ねる影はどうやらアミルの実家の一族の様です。子供は何も知らず、エイホンの家の方へと指をさしました。
4話:アミルをかえせ
3人の青年が馬に乗ってアミルたちの住む町を歩いています。
1人はアゼルという、アミルの兄です。3人の内の軽薄そうな青年は「腹が減った」と言っていますがまず用事を済ませるとアミルの家に向かいました。そしてアミルの家で家長のカルルクの父の前へ通されたアゼル。そして「アミルを出したのはこちらの手違いであった。お返し頂きたい」と申し出ます。
それに対し父は「勝手なことを言うな!」と怒りました。もう大事な家族であるアミルを手放すわけありません。
しかし引き返さないアゼル。そこへおばあさんが弓を放って喧嘩を仲裁しました!おばあさんはアミルの家系と繋がりがあるようでアゼルも慎重に説き伏せようとします。ですがおばあさんはもうお怒りです。
子供がいないと夫婦とは言えないというアゼルに「アミルの腹にいる」ととっさの嘘をつき、さらに弓まで構え「今度ウチの嫁に手を出そうとしたらタダじゃ済まさんから覚えておき!」と怒鳴ります。そこでようやくアゼルは一時撤退。一方アミルはカルルクと共にウマルの家の手伝いをしています。
雄の羊を野に放ち、草を食べさせるのです。羊が草のあるところに行けるように馬で誘導するアミル。そして羊が草を食べている間、カルルクと昼食タイムです。羊がお腹いっぱいになったら今度は雌の羊を連れてくるのだとアミルはカルルクに教えます。
ウマルの家では羊の乳しぼりが行われていました。そこに羊を連れて帰ってくるアミルたち。雌の方も連れていこうかと聞きますが、のんびりしてていいと言われます。「じっとしてると寒いね」というカルルクに「こっちにきますか?」と自分の胡坐の上へ誘うアミル。さすがに恥ずかしいようでカルルクは少し馬に乗って走ることにしました。そこにアミルも自然とついてきます。
5話:風邪
カルルクとアミルはたくさんのお土産を馬に積んで帰ってきました。
ウマルが結婚の祝いにたくさんお土産を持たせてくれたようです。
そしてカルルクは父にウマルからの鞘のお礼を言いに行きます。ですが父親は何やら考えており、おじいさんと話し込んでいます。カルルクは不審に思いますが特に何も言いません。そして弟たちにあちらでの暮らしはどんなものか、お土産話を聞かせます。
幕屋という布の家を使って移動し、羊と一緒に移動するのだと話してあげると弟たちは大変喜びました。そして少しカルルクは考え込み「出かけていた間、何かあった?」と弟たちに聞きます。すると弟のうちの1人が末っ子のロステムがおねしょしたことを話し、はしゃぎます。泣きだすロステムをなだめるカルルク。一方アミルはカルルクの姉と妹で、生地を使った料理をしています。
カルルクたちの騒ぎを見て、アミルが兄と喧嘩したりしなかったかと聞いてしまうカルルクの姉。この前のアミルの兄が来た騒動を知っているため口が滑ってしまったようです。アミルは気付かず「兄とは喧嘩をあまりしなかった」と答え、話は流れます。
そんな時、カルルクは「なんか疲れたなー」と言って部屋で寝転びます。そこではたと額に手を当てると、自分の体温の高さに気付くカルルク。それを部屋にやってきたアミルに伝えると、すごく慌ててカルルクを担ぎ上げ、布団の上に置き、毛布を被せていきます。
「起きちゃだめですよ!」とカルルクに言いつけお義母さんを呼びに行きます。そしてお義母さんとスミスがやってきて「カゼですかね」と判断されます。そんなに心配する症状じゃないのですがアミルは過剰に心配していて、カルルクの側で挙動不審状態になっています。
医者は呼ぶほどじゃないと家長の義父も判断を下します。しかし翌日もアミルのうろたえっぷりはなおりません、義母もカルルクではなくアミルがうろたえていることの方がかわいそうだと心配でした。カルルクから片時も離れず、ご飯の時もカルルクが二階で咳をしたら急いで見に行くという付きっ切りぶり。カルルクの方は少し熱が高くなってきたみたいで、姉の夫が医者を呼んでくれました。
老人の医者がやってきてカルルクの様子を見て、薬を渡します。これで一安心です。でもアミルはカルルクから離れたくないようで周りが何といってもカルルクの側から離れません。夜、カルルクの側で看病していたアミルは、不安のあまり涙ぐんでしまいます。そこにおばあさんがやってきました。
アミルは泣きながらおばあさんを出迎えます。おばあさんはアミルに「泣くことはない」と言い「お前の気持ちはわかる。平気だと思っていてもコロッといく時があるからね。
でもこれは普通のカゼだ。治る病気だよ」と優しく諭します。そして「私はお前さんの方が心配だよ。皆だって心配しとる。私らの為だと思って休んじゃくれないか」と言い聞かせました。
そしてアミルを布団へやり「いい子だ」と眠るのを見守ってくれるおばあさん。翌日、カルルクの熱は下がっていました。家族みんな喜ぶ中、後ろからカルルクを抱きしめて心底ほっとした表情を浮かべるアミル。そしてカルルクは久しぶりに外へ出ました。馬小屋に居る自分の愛馬、アラクラの様子を見に行きます。
アラクラはカルルクに会えたのがうれしいのか顔を舐めて大はしゃぎ。するとアラクラにじゃれられたのがくすぐったくてカルルクはくしゃみをしてしまいました。
するとそこにアミルが颯爽と現れます!カゼがぶり返したんじゃないかとカルルクを寝室に連れていこうとしますが、カルルクは「平気だよ。もう元気になったから」と優しくアミルに言います。その後、カルルクは医者にお礼へ行こうとしますが、その服装がアミルはとても気になるようで、どんどん厚着させます。アミルの心配そうな顔に負けて厚着して向かうカルルクですが、馬に乗るとき厚着のし過ぎで足が上がらなかったのでした。
【考察】乙嫁語り・感想【1巻】
19世紀の中央アジアが舞台で、そこでかかわる人々の日常を描いたこの漫画。他にはないたくさんの知識量と圧倒的な技量で今作は描かれています。
特に食事風景や女性が家事する様子を細かく描いているなと感じます。また、服装や壁掛け、絨毯の細かな模様や刺繍はいっそ感動を覚えるほど細かく描かれています。
アナログでここまで描きこむなんて素晴らしい画力の他に、根気が必要でしょうね。これらを踏まえると「19世紀の中央アジアの暮らしが描きたい!」という作者の情熱が良く分かると思います。
主人公のアミルは少し天然で働き者の女性です。それがとってもとても魅力的。12歳でまだ幼いけれどしっかり者で優しいカルルクにピッタリのお嫁さんだと思います。
この2人を見ていると理想の夫婦だな、と憧れてしましますね。家族の仲もとてもよく、現代社会のつかれた人間関係とは程遠そうだなと感じます。心身に疲れた人にはじっくりゆっくり流れる時間を描いたこの「乙嫁語り」がお勧めの作品ですね。
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