そして再度スミスは旅に出ていきます。今後の旅はどうなっていくのでしょうか?
しかし今回はアミル側の話です。そんなわけで、「乙嫁語り6巻ネタバレと感想」をまとめていきます!
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【28話~35話】乙嫁語り・ネタバレ【6巻】
では以下に「乙嫁語り6巻」のネタバレを書いていきます。
わかりやすくポイントを上げていきますね。
- 戦争の愚かが強烈に伝わってくる、メッセージ性の高い巻
- 一族に縛られて生きていく文化の重さ、尊さ、愚かさが知れる。
- アミルのイケメンな兄、アゼルが大活躍!彼の生き様は見どころ満載!
28話:背くらべ
カルルクは12歳。アミルは20歳。そろそろ結婚して1年が過ぎようとしています。
そんな時、カルルクの家族が家の柱で背が伸びたかどうか見ていました。カルルクもはかってもらいます。
そうすると去年よりすごく伸びていることが判明!カルルクは喜びます。服もなんだかキツくなったような気がすると反しだしました。その言葉を受けアミルが新しい服を作ることにします。しかしアミルはお守りとして服に刺繍を入れたがります。
カルルクは「もう子供じゃないから入れてほしくない」と言いますが「万が一のことがあったら…」と辛そうな顔をするアミル。そのことをカルルクはお父さんに相談すしますが「夫として頼りないのではないか」と厳しく言われてしまいます。そしてこの話題は家族会議にまで発展しますが、これは当人たちのことだと会議は解散。
一方アミルはパリヤに万が一を考えてしまう自分について相談します。
パリヤは夫を信用して突き放すべきと言いました。2人は悩んで悩んで、結局夜になります。するとカルルクはアミルを抱き上げ自分が頼りがいの強いある男であることを力説します。頼りなく思われるのは嫌だともはっきり伝えました。アミルはそれを聞いて「もう心配しない」と約束します。そしてカルルクには刺繍のない服が送られました。アミルはそんなカルルクの姿に見惚れるのでした。
29話:放牧地
アデルが馬の放牧をしています。
そんな時仔馬が川でおぼれてしまいました。アデルは急いで助けます。そこにアデルの同世代の親族、ジョルクとバイマトがやってきました。
2人はご飯と馬の様子を見に来たのです。アデルは牧草地が足りないことを嘆いていました。
そして馬は2人に任せて濡れた服を乾かすために乗を駆けに行きます。その途中牡鹿を見つけるアデル。気配を消して近づき、矢で射止めます。それを2人の下へ持って帰り、捌いてもらいます。アデルは「少しは牧草の足しにあるだろう」と言っていました。
そして仲間達と少し談笑していると、アデルの父親の使いがやってきてアデルは呼び出されてしまいます。内容はバダンという濾紙後手を結んだ親戚との話し合い。牧草地がない今、奪うしかないアデルの一族はおれから戦いを行おうとしていたのでした。
30話:バダンと会談
ハルガルの一族が揉めている事の起こりは、ヌマジという男に嫁いだ女性が死んだことから始まります。
親戚関係がないと土地に住ませてもらえなくなる習わしから、ヌマジのところに誰かを嫁に行かせようと考えました。
そこで白羽の矢が立ったのがアミルでした。しかし攫うことに失敗。そうするとハルガルの一族はヌマジの土地から追い出されてしまいます。そして現在、牧草地の無い危機にさらされていた。なのでバダンという一族と手を組み、そしてバダンとハルガルの一族はロシアから仕入れた武器を使ってアミルのいる村を襲う計画を立てます。しかしアデルはこの計画に疑問を持ちます。
バダンの族長があまりに調子がいい事を言いすぎているのです。それに乗っかる自分たちのハンガルの一族の愚かさに怒りを覚えるアデル。一方その頃カルルクとアミルは腕相撲をして平和な時を過ごしていました。今後何が起こるかも知らずに…。
31話:砲撃
アミルたちは平和に楽しく日常を送っていました。
しかしアミルが1人で買い物に出かけると、物陰からアミルを呼ぶ声がします。声のする方へ行ってみると物陰にはアデルの親戚、ジョルクがいました。
ジョルクは「アミルの父親が来るから逃げろ」とアミルに伝えます。また一族がロシアの武器を持ったバダンと手を組み、村を遅そうと計画していることも忠告してくれました。しかしアミルは夫が戦うなら妻の自分が逃げるわけにはいかないと言い切ります。そうこう話していると爆撃が始まりました。
アミルは急いでカルルクにバダンと自分の実家のハルガルが武器を持って襲ってくることを知らせます。カルルクはそれを皆に知らせるよう走りました。そして本格的に大砲や銃で攻撃される村。住人は迎え撃とうと武器を持ちます。
32話:騎馬の襲撃
高台からの砲撃が村を襲います。村全体に煙が立ち込めたところでアミルの父親は騎馬で弓を持って村に突撃していきます。
バダンの族長は「自分達は後でいく」と言って突撃していくハルガンの一族を見守り、にやりと不敵に笑います。そしてハルガンと村の住人の戦闘が始まりました。村の住人は抵抗しますがほぼ一方的にやられてしまいます。しかし途中からまたバダンによる砲撃が始まりました。ハルガンの一族が村で戦っているにもかかわらず、です。
バダンの族長は悪い顔で「前にいるのは全員敵だ」と村人とハルガルの一族の両方の死を望むのでした。
33話:アゼルの攻勢<
バダンが裏切ったことに気付くハルガルの一族。それにいち早く気付いていたアゼルは皆に避難の指示を出します。
そしてひとりでバダンの息の根を止めに行こうとするアゼル。そんなことも知らず笑って崩れる村を見ていたバダンの長は、後ろから喉をアデルの矢に刺され、絶命してしまいます。その後アゼルはバダンの一族に狙われ、追われます。途中バダンの攻撃からアミルの家族を守るアゼル。さらにアゼルの前方にカルルクがアミルの父親に襲われているのが見えました。
そこに助太刀に行こうと考えるアゼルだが間に合わない!しかしそこへアミルが矢を放ち、カルルクはなんとか助かります。アミルはそのままカルルクの下へと素早く移動し、カルルクに攻撃した自分の父親に興奮して剣を向けます。カルルクはそんなアミルを必死に止めました。そこへ「どけ、婿殿」と言ってアゼルが現れます。
34話:後ろ盾
カルルクはアゼルからアミルを庇うように立ちはだかりました。
アミルは父親に剣を向けた状態で、覆いかぶさっています。アゼルはその状況を見ながら「どけ、婿殿」と言いますが、敵対心むき出しのカルルクはその場をどきません。ナイフを出し、アゼルに「くるな!」と叫ぶカルルク。しかしアゼルは難なくカルルクの腕を掴みます。そしてそのままカルルクを抑えながらアミルに声をかけます。
その時!バルクの一族がこちらに向かって銃を構えているのをアゼルは気付きます。アゼルは急いでカルルクとアミルを掴んで伏せさせ、その後攻撃が来ない場所に向かって逃げます。一方アミルの父親はバダンに「敵は向こうに逃げた。追え!」と言いますが、突如撃たれてしまいます。それを見ていたアゼルは言葉を失いました。
しかしすぐ切り替え、アミルに「敵の頭が死んだ今、残党ばかりだから数で押せる。そう長に伝えろ」と伝えます。アミルはアデルの身を心配しますが、自分は今は敵だから敵の心配をするなと突き放してしまいます。そしてカルルクとアミルは長の元に走りました。アゼルはそれを援護するように立ち回り、バダンの一族を剣で倒していきます。
そこに仲間のジョルクとバイマトが合流。3人で矢を持って敵を倒していきます。アミルもそこに投石で助太刀。最後はアゼルが残党にとどめを刺してなんとかその場は収まりました。そしてそこにカルルクが呼んだ村人の男衆が駆けつけます。アゼルやジョルクとバイマトは敵だと思われ、男衆に襲い掛かられてしまいました!カルルクは「その人は敵じゃない」と叫びますが男衆の耳に届きません。アミルは涙しながらアゼルの名を叫びます。
35話:報い
村に治安部隊が到着しました。
治安部隊のリーダーらしき男は長に状況の説明を求めます。長は「昼前にハルガルとバダンが攻めてきた」と伝えました。また残党はほぼおらず、いたとしてももう戦う力はないとも話します。そしてアゼルを指差し「敵の仲間を尋問すればわかるかと」と言いました。それには慌ててカルルクが「これには敵だけど敵じゃない」と擁護します。
さらに村の女性たちも集まってきて「建物の上からアゼルの活躍を見てたが、アゼルは命の恩人だ」と主張。男衆の一部もアゼルに助けられたというものが現れ始めます。長は混乱し「敵の一族ではないのか!?」とアゼルに尋ねますがジョルクが「一族でも一枚岩ではない」と反論することで、長は納得しました。
そうして今度はけが人探しと火元の処理をすることに。アミルもカルルクの肩をさわり一安心かと思いきや、カルルクは肩を刃物で切り付けられて血まみれでした!それを見て真っ青な顔になったアミルは、貧血になって倒れそうなカルルクを担いでお医者様の下に走ります。その頃アミルの父親は何とか一命を取り留め、恨み言を吐きながら野を歩いていました。しかし突然、その背中に矢が刺さり、その命の灯は消えてしまいました。矢を放ったのはカルルクの家のおばあさんでした。
「相応の報い」という言葉を死に絶えたアミルの父親に言い放ち、その場を去るおばあさん。一方カルルクは怪我の出血で貧血を起こし、意識を失っていました。回復して起き上がったカルルクにアミルは抱き着いて泣きます。そこへ先ほどのおばあさんがやってきて、アミルの父の死を告げました。
そして「もうお前さんを連れ戻しに来ることはない」と言ってアミルの肩を叩いてその場を去ります。その後アミルは牢獄に入れられたアゼルのけがの手当てを行います。そこで父親の死をアゼルに伝え、アミルは思わず堪えていた涙をこぼしました。アゼルは「こうなることも当然考えられた」と冷静に返し「お前は昔から泣きすぎる」とアミルの涙をぬぐうのでした。
【考察】乙嫁語り・感想【6巻】
今回はハルガルとバダンが協力し、大量の武器を持って村を襲うという悪逆非道の戦争を仕掛けてきました!
しかしハルガルの思惑とは裏腹に、バダンの標的はハルガルと村でした!これにはもうバダンは邪悪だとしか思えません…。
しかしバタンが悪人面だとよりアゼルのイケメンっぷりが際立ちますね!自分で考え、妹のため、今後の一族のため、何より罪のない命を奪われないために奮闘したアゼルは本当にかっこよかったです!ですがここまで強い意思があっても、最後まで自分の父親には逆らえなかった、という展開には、想像力がいるポイントだなと思いました。
戦争しないよう立ち回れよ!と思う人もいるかもしれませんが、そこは日本との文化の違いで、目上の人には逆らえないものなのでしょう。とにかく、アゼルもカルルクもアミルも無事でよかったです!
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